『わたしの三面鏡』沢村 貞子著 日々の暮らしの中で、自身の三つの顔を映し出す三面鏡になぞらえたものでした。 書かれた当時の年齢が身近に感じる内容で、いろいろな経験を重ねて得たものを糧に、しなやかに穏やかに暮らす日々に🚩🚩 見習わなくっちゃ💞💞💞
並行して読んでいた『貧乏物語』河上 肇著
こちらは1917年に出版されたもので、文体は少し読み辛いものでしたが・・・ つまり貧乏は「食べられない!」人がいるってこと、って言うこと? 「衣食足りて礼節を知る」という諺がありますが・・・ 近頃は、衣食足りていても礼節を知らない人をお見受けすることもあって、心の貧乏が気になります。 心豊かに生きたいものです。
もう1冊『家守綺譚iemori kitan』梨木 香歩著
不思議の世界に引き込まれたような・・・読んでいて、芥川龍之介の「河童」を思い出しました。
文字の使い方も、内容や時代に入り込める気がして・・・土耳古(トルコ)、希臘(ギリシャ)、独逸(ドイツ)、埃及(エジプト)、
羅馬(ローマ)といった具合に📖📖📖📚 若くして亡くなってしまった友人の実家の「家守」として暮らす文筆家・綿貫 征四郎が語るように綴られていました。 随筆『烏蘞苺記(やぶがらしのき)』として最後に載せてありました。 日々の『孤獨』と『無聊』について触れていたのは・・・ 目次の最後は「葡萄」でしたが、この随筆に繋がっていたのかな? 因みに、「烏蘞苺」とは、ブドウ科のつる性多年草、薬用植物だそうです。
映画鑑賞と同様、一貫性はありません