刻まれた歴史 / Nikon COOLPIX P5100
今週の仕事も無事に終えました。
その帰り道、いつも車窓より見ている海岸線へと足を運んでみました。
・・・極めて穏やかな海。
しかしながら交通量の多い車道が間近のため、そこに静けさは感じませんでした。
海辺を歩いてみると、一本の大きな流木に出会いました。
その姿を見て、この流木はどこで生まれ、育ち、流され、ここまで辿り着いたのかと、
ふと、想像を巡らす自分がいました。
無数に刻まれている傷の痕跡を見るだけでも、
この流木の果てしない壮絶な旅の様子が伝わってくるようでした。
文明社会の象徴ともいえる自動車の音を間近に聞き、
自分のいる空間自体には静けさは無いものの、
この流木のある光景自体、そして広がる海の光景自体からは、
奥深い静寂というものが漂っているように感じられました。
日没 / Nikon COOLPIX P5100