帰還 / Nikon COOLPIX P5100
今日は親戚の葬儀に出席。
自分にとっては少し遠い親戚にあたり、亡くなったのは高齢の女性。
亡くなる前日、ご家族の方々から爪や髪を切ってもらい、
皆が、「綺麗になったね。」と言っていた矢先に旅立たれたとの事。
「まるで準備を整えてから旅立って行ったようです。」と、
喪主の息子さんがご挨拶の際、涙ながらにお話されましていました。
歳を重ねるにつれて、その「背景」にあるものをより考えるようになったこの頃。
こと写真についても、目の前の被写体を通して、
その「背景」を写し込む事が出来ればどんなに凄い事かと思います。
葬儀を終えて帰る道中、海岸沿いを車で走りながら眺めた日本海は、
冬の荒々しさの中にも、底知れぬ静けさを秘めた姿がありました。
合掌