燃え上がる / CONTAX RTSⅡ Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 ・ PN400N
今日は、1月14日に行われた「小屋焼き」についてご紹介したいと思います。
この才の神行事は、地元の各家々から集めた
藁(わら)と杭(くい)を用いて小屋を建て、
後日、その小屋を焼き、無病息災や五穀豊穣、
子孫繁栄を祈願する伝統行事となっています。
その小屋焼き当日、天候は荒れる事もなく良好。
点火直後から勢い良く燃え出し、
煙を浴びると、体中に藁の匂いが纏わりつきます。
ぱちぱちと焼ける音と共に、燃え上がる炎の熱を顔面に浴びながら、
皆で集まって暖を取り、談笑しながらその炎を見つめていました。
一方、低学年の小さい子供たちは、焼ける小屋などお構いなしに雪遊び。
小屋の周りは一帯が田んぼであるため、積雪により広大な雪原となり、
子供たちにとって、ここは大きな遊び場となるのです。
炎は約2時間燃え続き、藁も杭も、
そして、各家々から出された旧年中の御札なども全て灰となりました。
炎の収束を見届け、無事、才の神行事の全日程が終了。
毎年同じ事を繰り返しますが、その繰り返しが伝統を生み、
風土を築き、集落を結びつけ、営みとして成り立つのだと思います。
今後、様々な面で統廃合も進むと思われますが、
この地に生まれた事を誇りに思う一人として、
時代の流れと共に、地道に歩んで行きたいと思っています。