秋田の山々にレンズを向けるKさん
昨日の8月27日、自身初めてとなる森吉山へ行って参りました。5月の男鹿三山に続き、ガイド役はいつもお世話になっているKさん。お互い、愛用のカメラを手に、秋の気配が漂う森吉山を撮影して参りました。
ルートは、ゴンドラ山頂駅から森吉山山頂までのコースで、片道およそ1時間30分ほどのコースを時間をかけて撮影しながらの山歩きとなりました。ゴンドラで上に向かう時は濃い霧に包まれていたものの、ゴンドラ山頂駅到着後からは次第に視界が開け、山頂に到着するころには眼下にたくさんの山々を一望できるほど天候にも恵まれたものとなりました。足元にはミヤマアキノキリンソウやエゾオヤマリンドウなどが咲き、たくさんの花々で彩られる最盛期は過ぎたものの秋の気配を感じさせるように静かに彩りを添えるその姿がとても印象的でした。ゴンドラ山頂駅から間もなくして、森吉神社のところには御神体と言われる「冠岩」という巨石がありました。その名の通り、巨石の上にさらに巨石が冠のように重なっていて、色々と伝説もあるようでやはりロマンを感じます。その巨石を始めとして、この山には多くの岩石に独特なものがあり、山頂付近にもいくつか大きな岩がありましたが、それぞれにその形状や模様が特徴的で、花の百名山にあって、むしろその岩々に心惹かれる思いがしました。
眼下に一望する秋田の山々を見て、その歴史、麓に住む人々との関わりを思うと、雄大さと相まって、何か計り知れない崇高なものを感じずにはいられませんでした。Kさん、この度もご案内頂きまして誠にありがとうございました。