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1979年に国産初のコンピューターミシンとして発売された「ジャノメメモリア」です。
写真のは翌年自動糸通しが付けられてマイナーチェンジした「メモリア」の5002型
国産初の方は5001型
糸調子が合わないって事で修理の依頼貰ったんだけど、行くまでミシンの型とか故障状況ってのは解らない事が多い。
電話だけだと中々疑り深い方の様で、お金に成らない仕事かな?って思ってました。
糸調子が合わないってのは、大体の場合、下糸の掛け間違いが多いから、それかな?って思ったんだけど、行って見ると、そんな簡単なトラブルじゃ無かった。
ミシンが空回りして動かないのだ。
モーターが回っているのに動かないって事は、モーターベルトが伸びたか切れてるって事が多いけど、この故障はそうでは無かった。
ベルトはまだしっかりしてるし緩んでも居ない。
↓
(専門的なところだから読んでも解らないかも?)
(専門的なところだから読んでも解らないかも?)
あと考えられるのは、下糸巻きにした時に、針や送り歯を動かさないようにするデクラッチが上手く作動していない。
デクラッチはミシンの右の丸い回るところ、はずみ車の中の方に入ってる。
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開けてみるとやっぱりなのだ。
黄色○で囲んだコロが動いてミシンの軸の動き切り替えて縫い機構を動かすか、フリーにして下糸巻けるかが切り替えられる。
古いグリスが固まって動きが悪くなっていたからの故障でした。
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この小さいコロが無くなっただけでミシンは動かなく成っちゃいます。
お預かりして修理して、多少なりとも収入にはなりました。
現金最高♪
お客さんはテレビショッピングの安いミシン買おうと思っていたらしい。
だから進め方では買い替えも有ったかな?って思うのですが・・・
お客さんとの会話で、「直せる物は直して使ってこそecoだよね。」
身入りは少ないけど、良い仕事したって、充実感は有ったかな?
さて、今日は、一日雨の予報で、ミシン修理DAYにしようかと思ったけど、そんなに降らないみたいだな。
外に出て雑務とポスティングしてくっかな?