ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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代用品

2018年04月10日 19時07分16秒 | ミシン修理
古いミシンの修理をするとどうしても部品が無い事があります。


重要な部品だと代用が効かないので、修理不可能とするしかない。
3Dプリンターとか使えたら重要部品も作れるかも?とか思いますが・・・


そこまでやったら新しいミシンが売れなくなって私が困ってしまうから(笑)




イメージ 1

ロックミシンの糸立てには、糸コマがガタガタ動かないようにとスポンジシートが敷いてあるのがあります。


でも、古い機種だと大体このスポンジがボロボロに成ってて触っただけで崩れてしまいそうに成ってます。


これが無くても別に縫うには困らないのですが、無いままお客様に戻すのも気が引けるので、ホームセンターでスポンジの薄いの探してみたけど何か今一で・・・


100均のすべり止めシートで作ってみました。


イメージ 2

これが中々良い感じです。


このミシンが作られたときにすべり止めシートは無かったから、
何か、過去と現代のコラボです(笑)。






もう一つ・・・


ミシンのモーターベルトの交換をしなきゃいけないのですが、なんぼ探しても調度良いサイズのベルトがありません。


大体のベルトは三ツ星ベルトってところで作ってるので合うのですが、欲しいベルトはちょっと長くて、それがどこでも売ってない。


試しにウレタンベルトってのamazonで買ってみました。


イメージ 3

欲しいサイズに切って溶着すればどんなサイズのベルトでも作れるという優れもの。


ネット検索したらハンダゴテで溶かして付ければ良いとか、誰かにライターの火を持っててもらって付ければ良いって書いてあったけど、ろうそくの火でやれば誰の手も煩わせずに自分で出来ます。


イメージ 4

溶けたところが完璧にくっ付くので、つなぎ目がすぐに切れることは無いようです。


溶けて広がったところを削ればきれいな輪っかのベルトに成ります。


仕入れたのが少し細かったので、もう少し太いので仕入れ直して実験しますが、これで案外間に合うかも?




これで完璧なら良いのですが、今回は実験的修理になるので、お客様に請求できないから赤字だな~(。´-д-)





コメント (10)
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