ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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運動会に思うこと。

2007年06月04日 06時55分30秒 | ヤットくんの話

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昨日は快晴の中、運動会だった。


ヤット君は100m走に出て、20mのハンデ貰って走ったけどビリ。


ゴールした時にはみんなと大差が付いて、再びゴールテープ張って貰って、形だけだけど1位の旗を貰った。


まー、走れないし、歩くのもやっとなのだから仕方が無い。



実家の運動会なら住民も生徒も少ないから、引っ切り無しに競技に出なくちゃいけなくて忙しい。


でも、ここは生徒も父兄も多い。


とにかく、すごーく暇だった。



弁当食べたらもうやる事が無い。


ヤット君も座って見てるというか、ボーっとしてるだけ。



そんな時一人のお母さんが話しかけてきた。


「ヤット君の存在が、子供を凄く成長させてくれてる。」って・・・


そのお母さんの子供はヤット君と同じクラスだけど、ヤット君と違って足がものすごく速い。


マラソン大会も学年で一位、運動会の100m走も一位。




その子が一ヶ月ほど前の、「奇跡体験アンビリバボー」みてボロボロと泣き出したのだそうだ。


番組の内容は、筋ジストロフィー?に犯され、歩けなく成ってしまった男の子とクラスメイトの関わりが変わっていったという内容。


病気に犯された子を幼馴染のガキ大将が、毎日その子をおぶって授業に出てた事。


修学旅行を休むように言われたその子に、不良だった少年が「大丈夫、俺が何とかしてやる!」と言ってクラスメイトにその子を一緒に修学旅行に連れて行くための役割分担を提案した。


筋ジスの子を中心にクラスがまとまって行った内容だった。




その番組見たヤット君のクラスメイト、ボロボロ泣き出した後に「僕のクラスにもヤット君と言う足の悪い子がいる。僕もヤット君の為に何かしてあげたい。」


そう言ったのだそうである。



体育の授業なんかは、他の子と同じことが出来ないから、ヤット君は補助の先生とみんなとは別にキャッチボールしてたりします。



その子その様子が気に成ってたらしく、「何かヤット君も一緒に体育が出来るように考えてみる。」と言ったそうである。


具体的にどうこうはまだ小3だから難しいだろうけど、ヤット君を取り巻く子供たちの心に優しさが芽生えて来てるのは何とも嬉しい限りだ。



珍しく、学校行事に参加して、切なさを感じずに帰って来れた。



コメント (26)    この記事についてブログを書く
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26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いい話だ・・でも、去年の実習で筋ジスの病棟に行ったときのことを思い出しました。 (ふぃとん)
2007-06-05 21:53:00
受け持ち患者さん元気かな~。
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Unknown (せしお)
2007-06-05 18:13:00
MIZUHOさん。そう、学校で学ぶ事は教科書よりももっといっぱい有る。テストで百点取る子を育てるのは簡単だけど、優しさとか、思いやり育てる事、難しいけどそっちの方がずーっと大事ですね。
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Unknown (せしお)
2007-06-05 17:52:00
があやんさん。優しさは言葉で教える事出来ませんからね。心の中から湧き上がるものを如何に引き出すか。友達がそういう風に思える子で良かったと思います。
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らいちさん。温かいコメントこちらこそありがとうございます。 (せしお)
2007-06-05 17:48:00
なんか、言葉に困ってしまいます。本当にありがとう。
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Unknown (せしお)
2007-06-05 17:42:00
ゆかりさん。私自身一番長く良い付き合いをしているのが小学校の同級生ですから、小学生の時にどんな友達に出会えるかって、重要な気がします。
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Unknown (せしお)
2007-06-05 17:36:00
めだかさん。そういうのが理想です。ヤット君の為に何かをしてあげよう。って気持ちも嬉しいけど、あるがままのヤット君を普通に受け入れて欲しいと思います。
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かおるさん。やっぱり学校で、特に小学校で子供に学ばせたい事は、算数の計算よりも、心の教育だと思います。 (せしお)
2007-06-05 17:32:00
言い方悪いかも知れないけど、ヤット君の存在を先生方には上手く利用して欲しいと思います。
それで子供達がいい方向に育つなら、いくら利用されても良いと私は思っています。
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Unknown (せしお)
2007-06-05 17:29:00
kirukiruさん。ビリでも最後まで走りきりました。去年の秋のマラソン大会も、みんなが3周のところ、小回りに2周。先生からは「1周にするか?」と言われたけど、「2周走る!」って自分で言って走りきったんです。
根性出て来たなーと関心した。
いい友達が出来てきてるから、ヤット君も頑張ろうって気に成るんだと思います。
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Unknown (瑞穂)
2007-06-05 15:32:00
うんうん、良い空気感が漂ってますね。私もたまたまその番組を見ていました。教科書の勉強では教えきれないこと、今から感じたりできるのってすごく重要だと思います。絶対一味違う大人になれるはず!そうやってどんどん気持ちの変化が生まれて、お互いに高めあえればヤット君にとっても素晴らしい事だと思います。あぁ、何かいいなぁ。。。
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Unknown (×点)
2007-06-05 10:44:00
自転車の話のすぐあとで、いつかはと思っていたことがこんなに早く訪れて良かったなあと思いました。こういう子が一人いると、あっという間にそっちへ転がっていくと思うんですよ。子供って大人みたいな変な打算とかまだないですからね。読んで嬉しくなりました。
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運動会でお父さんがビール飲むのは北海道だけ?(*≧m≦*)ププッ (★ハニP&サエP★参上(`・ω・)ノ)
2007-06-05 10:22:00
先日、弁当を作らず宅配ピザを頼んでいた母親もいたとか・・・^^;
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僕も偶然その回の放送は見ました! (ae1*4g*cor*lla*gn)
2007-06-05 00:47:00
ハンデのある人への配慮を呼びかけている状態では、まだまだ日本は先進国だとは言えない気がします。何も言わなくても自然に出来ること、それが先進国だと思います。番組を見ただけでそういうことを言えるクラスメイトはすごいですね!その輪が学校全体、地域全体、そして日本全体に広がって欲しいものですね。
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Unknown (mul*i*colo*92*)
2007-06-04 22:23:00
感動して涙が出ました。そうなんですよね。世の中ではバリアフリーとか、ノーマライゼーションが提唱されてしばらく経ちますが、教育現場ではなかなかこういう機会ってないですもんね。
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Unknown (ヾ(*・ω・)ツθ☆●)
2007-06-04 21:25:00
私の子供が小学3年の時、事故で入院、退院してから松葉杖で登校してた事があったんだけど。。やっぱりみんなが協力してくれて、教室移動も荷物持ちも、階段の上がり降りも。。その姿を思い出しました。
ヤット君の存在が、きっとクラスを、学校を育ててくれると思います。
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Unknown (があやん)
2007-06-04 20:27:00
子供自身が気付き、考えるってとっても大切なことですよね。優しさって、今の子供たちにとても必要なことだと思います。ヤット君のクラスは、優しさがいっぱいのクラスになるでしょうね。読んでいて心が温かくなりました。
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Unknown (rai*hic**i2007)
2007-06-04 15:19:00
会社で読んで泣いてしまった。そうなんです、うちの㊦の子のクラスには3人居ます、車いすでの筋ジス、自閉症、脳に水が溜まるので機械を入れてる子、でもすごくみんなと仲が良く車いすで先生もリレーに一緒に参加します。先生よりだんだんと子供の方が動いてくれてきっと素敵なクラスになります。今大切な優しさ、きっとやっと君が暮らすのみんなに素敵なプレゼントをしてくれることでしょう、お金では買えない絶対必要な優しさ。感動しました。ありがとう。。
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Unknown (そら)
2007-06-04 15:18:00
良いお天気の中でできたようですね。今年の担任の先生はよい先生だとか…。先生の姿勢ってすぐに反映されるから、きっと担任の先生もヤットくんを大事にしていてくださるんだなあって感じました。小さい頃からお互いの存在を当たり前のように認め合えれば、きっとどちらにとっても良いことですよね。
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ちょっと感動しました(T_T) (chi**omb*m)
2007-06-04 13:04:00
その子もすごく優しい子ですね(´ω`*人)
ヤット君もすてきな子だからそのクラスメートもきっと
優しくなれるんだと思いますよ♪
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Unknown (くう♪)
2007-06-04 11:02:00
ヤット君運動会お疲れ様♪ いいお話しだ(。o☯ฺ _ ☯ฺo。) そうゆう中から本当の優しさ 強さができてくるんだろうね。ヤット君がいい子だから まわりもそうなるんだろうね(゚ω゚)(-ω-)(゚ω゚)(-ω-)
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ステキなお友達に出会えてよかったですね(^ー^* ) (-)
2007-06-04 11:00:00
そのお友達の気持ちが、クラスのみんなに広まっていくといいな(*^▽^*)
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そうですね〰とくにハンデを負ってる子が与えるほかの子供への影響 (zar*204*)
2007-06-04 09:54:00
はでかいです。うちの兄ちゃんも運動会でとなりにそういう子が座ってたけど、普通にしゃべったりふざけたりしてました。思いやる行動まではいかないけど差別とかなく、うしろから見てたんだけどそういうわけ隔てない環境が良いなと思いました。
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そうやって クラスメイトも ヤット君も いろんな事を学んで 成長していくんですねぇ。 (eri*hh*)
2007-06-04 09:39:00
運動会 お疲れ様でした!!
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心の教育が始まってますね~周りにもヤット君にもいい影響があると思います。 (**かおる**)
2007-06-04 08:51:00
それぞれが皆、違う個性を持ってるのが当たり前なのに違いがある様にしてしまうのが大人の社会というか・・・
弱者に優しくって言うけどそれはどうなの?と思います。
弱者と決めてるのは弱者じゃない人。皆に優しくすればいいんです。
出来ない子が出来る子の手助けや支えになればいいと思ってます。自分の事ばかり考えず皆で協力しあえばいいんです。
それは身体だけの事ではなくて・・・
クラスメイトの男の子それに気が付いてくれたんですね~
嬉しいです。
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やっと君ゴール゚。(*^▽^*)ゞパチパチパチ・・ (きるきる)
2007-06-04 08:32:00
昨日ねむの里の子供たちの生活をテレビでみました
宮城まり子さんは絶対に手を出さず、「ありがとうと嬉しい」だけを言うそうです。そうだなーって思いました。
↑その子はとても正義感の強く、優しい子ですね
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「ヤット君のおかげで優しい子供が育ってる」って思ったんですが・・・ (さんぼ~ん)
2007-06-04 08:12:00
こういう言い方が失礼に当たったら、ごめんなさい。
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Unknown (あおい)
2007-06-04 08:06:00
私も観ました。うちの娘は小2のとき車椅子で通っていた時期があってクラスのみんなに助けてもらってました、思い出して、涙涙。。ヤットくんのクラスも、お互い成長できるクラスになるといいですね♪
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