tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

禅語「百花春到為誰開」

2011-04-11 18:19:27 | 禅語今昔
春はあらゆる生命が躍動する季節です。そして、無限ともいえる喜びと可能性を私達に感じさせてくれます。

「百花春に到って誰がために開くか」と、この禅語は語りかけております。

花は誰のために咲くのでしょう。もちろん、花には邪心などありません。あるのは、季節を感じ、その時節を感じ、ただ一心に咲こうという使命だけで精一杯咲いているだけです。



今、あの震災以来、テレビを見ては涙。新聞を読んでは涙。という方も大勢いると思います。それは、その人の感性ですから、人に言われて修正できるものではありません。でも、この感性豊かな方は、きっと花を見ても綺麗な景色を見ても感激できる心を持った人だと思います。

一輪の花に感動できる感性を養って行きたい。そして、人のために涙を流せる人間になりたいと常に思っております。



観音様の後には樹齢140年といわれる枝垂桜です。訪れた人は、観音様を通じ誰もが綺麗に咲いた桜に手を合わせ心でそれぞれの想いを念じているのです。
コメント (2)
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