4月7日に植え替えた草々の中で、2週間足らずで山芍薬が一番に咲きました。この花はキンポウゲ科に属し、あまり人の入らない奥深い山々に咲きます。
野生の山芍薬に出会うのは奇跡に近く、出会えた人は幸運としかいいようがありません。少しの風にもハラリと花びらが落ちてしまいます。

この時期山芍薬に会いによく山に出かけますが、散っていたり、硬い蕾だったりと中々咲いているのは見ることが出来ません。
最近はカモシカが多くなり、若芽が出ると食べられてしまい一層見られなくなってしまいました。毎年その場所に行くとカモシカと出会い、しばらくのにらみ合いが続きます。

山芍薬を初めて見たのは、ある雑誌に茶花の特集を組む事になり、取材に同行させていただいた時でした。見た瞬間その場に座りこんでしまったような記憶があります。全身がしびれたような鳥肌に襲われ立っていられなかったのかも知れません。
あれほど神々しい花が人知れずポツリと咲いているさまは、正に「百花春到為誰開」です。
昔から、多くの茶人に「この花を生けることができれば最高の幸せ」と言わしめた由縁がよく分かります。
野生の山芍薬に出会うのは奇跡に近く、出会えた人は幸運としかいいようがありません。少しの風にもハラリと花びらが落ちてしまいます。

この時期山芍薬に会いによく山に出かけますが、散っていたり、硬い蕾だったりと中々咲いているのは見ることが出来ません。
最近はカモシカが多くなり、若芽が出ると食べられてしまい一層見られなくなってしまいました。毎年その場所に行くとカモシカと出会い、しばらくのにらみ合いが続きます。

山芍薬を初めて見たのは、ある雑誌に茶花の特集を組む事になり、取材に同行させていただいた時でした。見た瞬間その場に座りこんでしまったような記憶があります。全身がしびれたような鳥肌に襲われ立っていられなかったのかも知れません。
あれほど神々しい花が人知れずポツリと咲いているさまは、正に「百花春到為誰開」です。
昔から、多くの茶人に「この花を生けることができれば最高の幸せ」と言わしめた由縁がよく分かります。