一昨日から始めた本棚の整理が未だに終っておりません。それ程多くも無い本棚にこれほど時間がかかっているのは、本を手にする度に読み始めてしまうからです。
今日も一昨日に続いて相澤忠洋先生の著書を紹介いたします。

相澤忠洋著「赤土への執念」
副題に~岩宿遺跡から夏井戸遺跡へ~とあるとおり、岩宿遺跡の発見により、日本にも旧石器時代のあったことを証明した先生が、それから35年の時を経て夏井戸という新たな遺跡を発掘して岩宿よりも更に古い時代を証明しようとしておりました。
住居も夏井戸に移し、「赤城人類文化研究所」を設立して、本格的な発掘を始めたやさきに、若い頃のご苦労が出たのか、脳梗塞で倒れてしまいました。しかし、見事に復活された先生は、手こそ不自由にはなりましたが、奥様の手を借りながら、遺跡の発掘を続けておりました。
この本はその頃書かれたもので、先生の夏井戸に対する思いが切々と書かれております。

右手が不自由な先生は、奥様の刻印された印章をサインの代わり押捺にしておりました。
中央の印章は右側岩宿、左側夏井戸と刻印されております。
岩宿から夏井戸までわずか10キロ足らずの距離を35年の歳月を要して到達されたのです。先生の魂を注ぎ込んだ夏井戸遺跡は、今、静にその黎明を待っております。
今日も一昨日に続いて相澤忠洋先生の著書を紹介いたします。

相澤忠洋著「赤土への執念」
副題に~岩宿遺跡から夏井戸遺跡へ~とあるとおり、岩宿遺跡の発見により、日本にも旧石器時代のあったことを証明した先生が、それから35年の時を経て夏井戸という新たな遺跡を発掘して岩宿よりも更に古い時代を証明しようとしておりました。
住居も夏井戸に移し、「赤城人類文化研究所」を設立して、本格的な発掘を始めたやさきに、若い頃のご苦労が出たのか、脳梗塞で倒れてしまいました。しかし、見事に復活された先生は、手こそ不自由にはなりましたが、奥様の手を借りながら、遺跡の発掘を続けておりました。
この本はその頃書かれたもので、先生の夏井戸に対する思いが切々と書かれております。

右手が不自由な先生は、奥様の刻印された印章をサインの代わり押捺にしておりました。
中央の印章は右側岩宿、左側夏井戸と刻印されております。
岩宿から夏井戸までわずか10キロ足らずの距離を35年の歳月を要して到達されたのです。先生の魂を注ぎ込んだ夏井戸遺跡は、今、静にその黎明を待っております。