tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

漢字?その生立ちは・・・

2017-08-21 17:45:47 | 展示会 展覧会
8月21日(月)
薄曇りのお天気です。
本来の夏の日差しでは無い弱々しいお日様が覗いておりました。
今日は一日お勉強で、友人二人が出品している篆刻展に行き、友人の丁寧な説明を聞きながら、たくさんの作品を見る事ができました。

   
   篆刻

「絲聲哀」、糸声は哀れなりと読むそうで、糸(楽器)の音は、哀調をおびているといった意味だそうです。

    
   篆刻

この作品も、仲の良い友人の作品です。
「握鉛懐槧」鉛を握り槧を懐くと読み、いつでも書けるように書写用具を準備しておくという意味だそうです。

この後、漢字の成り立ちを分かり易く解説する講演がありましたので聴いて来ました。

   
   講演会

漢字の成り立ちは、漢字に興味のある方ならばどなたでももっと知りたいと思います。
分かり易いお話だそうですので行って来ました。

何しろ、小中学生を対象とした講演だそうですが、入場して見たらご高齢の方が圧倒的に多く席を占めておりました。

   
   蒼頡

蒼頡(そうけつ)と読み、中国の文明を支える漢字を発明したと伝えられている人で、神話となって伝えられております。

蒼頡(そうけつ)は、地面に残された鳥や獣の足跡を見て、その形からそれぞれが、どの鳥か何の獣なのかが分かる事に気づいて、
いろいろな物の形を写し取る事で実際の物を記録出来る事を考え、今の漢字の源となる文字を作ったといわれております。

   
   甲骨文字から

字はこんな風に生まれ進化をして、今に至っているといわれております。
1時間余りの公演でしたが、やさしい話し方もありましたが、とても分かり易く、楽しく聴いてまいりました。

また、蒼頡の写真を見ると、目が四つある事に気が付くと思いますが、中国では、普通の人と違って特別な才能を持つ英雄は、普通の人とは体も違うという考え方から、目が四つになったそうです。

蒼頡、象形文字の写真は、公演の資料からお借りいたしました。


コメント (2)
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