重陽から十五夜へと軸も替え手・・・

９月１０日（土）十五夜

朝から青空が広がっておりましたが、中秋の名月を見ることが出来るでしょうか。

今日は十五夜です。

昨日が重陽の節句でしたので、丁度お稽古日でしたので、お見えになる最長老のお方に敬意を表して、掛ける軸も考えました。

お軸

私どもの社中最長老の方は、９０歳を超えられて２年経ちますが、バスとタクシーを乗り継いで、毎週お稽古に来ております。

お元気で何よりですで、我が社中全員の目標になっております。「目指せ○○さん！」が合言葉です。

床の間

元気に稽古に見えたご本人も、床の間を拝見して、「あぁ・・、ありがとうございます」だったそうです。

花

花は、自宅の庭の花たちで、何だか毎週同じのような気がしております。タカノハススキ、サクラタデ、カリガネソウの３種です。

今日の軸

一夜明けて、今日は十五夜ですので軸をかけかえました。

一周間の稽古日に軸を掛け替えるなんて珍しいことですが、今回ばかりは良かったと思います。

今日の床の間

花は同じですが、床の間の雰囲気は大分変わります。

清風払名月で円覚寺別峰老大師の揮毫された軸です。老師の米寿のお祝いに書いていただいた墨蹟ですのですごく思い出深いお軸です。

お菓子

お菓子は、御菓子屋さんが届けてくれたもので「着せ綿」でした

届ける日が、丁度重陽の節句に当たったので持ってきてくれました。

一服

いつものように、終わってからの一服です。

皆さんと同じように、着せ綿のお菓子を食べて、菊の茶碗で一服をいただきました。

昨日の最長老の方も、同じようにしてお抹茶を頂いていたそうです。

私は、高等学校でしたので帰ってから、そんな話を聞きました。

試験が終わってお抹茶を飲む事は・・・

９月９日（金）重陽の節句

昨夜からの雨も上がり、ムシムシとした１日でした。

今日は高等学校へ行って来ましたが、今日が期末試験でしたので試験の間、ずっと生徒たちの鉛筆を走らせる音を聞いておりました。

教室

ここでお茶のお稽古をしますが、今日は出て来た生徒たちが自分達でテーブルをセットしました。

試験・・・余り思い出したくはありません。

お菓子

お菓子は、いつもの通り用意しましたが、終わってからお茶をの飲みたいという生徒は誰ひとりおりませんでした。

確かに、試験が終わりホッとして解放されたのに、お抹茶をという生徒はいないでしょう・・・。

今の私だったら、ホッと一息で一服いただきますが・・・

明日から稽古だというのに・・・

９月８日（木）

朝から雨模様です。

昨夜はたくさん降ったらしく、あちこちに水たまりができておりました。

今日は、朝食を終えるとすぐに、明日からの自宅稽古の準備です。

いつものように掃除をして、少しの道具を入れ替えたりです。

昼食

お昼は何にしようか・・・。結局冷麺になりました。

明日は、私は高等学校、そして連れ合いは自宅稽古ですのでちょっと心配です。

お稽古の前日に、翌日に残りそうな食事はしないのですが、とうとうその鉄則を破ってしまいました。

お菓子

先日の稽古の時のお菓子です。

冷凍保存して置きましたので、取り出して３時に頂きました。

餡子はまだ凍っておりましたので、お行儀が悪いようですが、アイスクリームを食べるようにかじって食べて見ました。

正にアイスクリームでした。

一服

アイスクリームのようなお菓子でしたが、お抹茶を点てて一服いただきました。

いつもと変わらない美味しさです。

茶碗は、友人ばが晩年になってのめり込むように作った粉引の茶碗です。

天目茶碗の形をしております。

「底に茶筅がひっかるような気がする」と友人に言った茶碗です。

今となっては懐かし茶碗になりました。

基本さえ身に付けばすんなりと・・・

９月７日（水）

朝から曇りがちで、午後からは雨という予報でしたが、家に帰って来るまで降らずに持ってくれました。

今日は大学へ行って来ました。

大学生たちは、まだまだ優雅な夏休み中です。

御園棚

夏休みだというのに、お稽古い集まっておりました。

１１月に予定されている学園祭の開催が危ぶまれておりますが、準備だけは怠りなく進めて置かなければというこで、御園棚のお稽古を始めました。

御園棚の経験者おりませんので、一からスタートです。

それでも、基本の平点前がきちんとできる子は、何の抵抗もなくすんなりと御園棚のお点前をしておりました。

基本が大事という事を身をもって知ったはずです。

四年生

この四年生の子が一年生の時は学園祭がありましたが、まだまだ盆略を一生懸命にしていたころですので、御園棚は初心者とおなじです。

それでも、ほとんど声を掛ける事なくお点前を終えております。

ただ、柄杓の扱いだけがいつもとは違いますので、そこだけはアドバイスをしております。

何度も言うようですが、基本となる平点前をしっかり覚えますと、次の段階に進んでも苦労する事なくすんなりと入って行けます。

懐かしいお茶事の写真を見ながら・・・

９月６日（火）

台風は日本海を北上しているようですが、私どもところでは、朝から青空が広がり台風一過のような感じでしたが、久しぶりに暑かった・・・

今日は大学の日でしたが、一昨日「コロナの感染者が出てしまいましたので、お稽古はお休みにして下さい」という連絡がありまして、急遽中止になりました。

椀物

昨日、以前のお茶事の写真を載せましたが、何だか懐かしくなってしまい、今日も時間がありましたので、撮り貯めたお茶事の写真を見ておりました。

どの写真も、何時のお茶事と解るほど良く覚えております。

預け鉢

止箸が乗っております。

最後の和え物です。

八寸

海の物と山の物が盛り合わせてあります。

小鯛と銀杏です。

炉開きのお茶事で、秋らしいお料理をと一生懸命作ったのを覚えております。

今年の炉開きはどうなりますか・・・

お茶事の写真を見ると・・・

９月５日（月）

朝から雲が広がり、どんよりとした１日でした。

我が家の定休日とも云える月曜日でしたが、連れ合いは休ませては貰えずに、この秋に予定されている、お茶会の割り振りなどの会議に出掛けて行きました。

なごみ９月号

今月のなごみの特集は、「つくる、いただく、ととのう、精進懐石レシピ」を組んでおります。

そういえば、私共ところでもお茶事はしばらくしておりません。

なごみ９月号

内容は、カラー写真満載の美味しそうな料理の数々です。

こうした記事を見ますと、お茶を習い始めの頃、先輩たちの所作を見よう見まねで初めて頂いた、お料理の景色と味を今でも鮮明に覚えております。

お茶事

コロナの前に行ったお茶事の写真です。

三年も経つと懐かしささえ感じてしまいます。

皆さんと一緒に食事ができるようになったら、お茶事はどうしてもやりたいと思っております。

そんな日を楽しみにしながら・・・

コンビニの生どら焼きは大きかった・・・

９月４日（日）

晴れたり曇ったりと云ったお天気でした。

お茶会がパタリと無くなって３年経ちますが、相変わらず開催の話はわいてこないようです。

サクラタデ

とにかく良く殖える種で、毎年倍々どころではありません。

今年も随分抜いて捨てましたが、その倍くらい殖えているような気がいたします。

一つひとつの花はきれいですが、植えたら覚悟が必要なほどの繁殖力です。

生どら焼き

普段あまり行くことがないコンビニに、必要に迫まられて行って来ました。

行けば色々目に入りますのであれこれ買ってしまいましたが、今日の３時にと生ドラを買ってしまいました。

帰ってからひと息入れてから半分にしていただきました。

大きなどら焼きですので、半分で丁度いい具合です。

もちろん一服は頂きました。

自宅でのお稽古が始まり・・・

９月３日（土）

朝から雨模様でした。

晴れたり曇ったり、そして雨が降ったりと台風の影響なんでしょう。

そんな日でしたが、自宅でのお稽古でした。

床の間

秋に入り台風近しの報道でしたので、お軸は何にしようかと迷いましたが、「行雲流水」に落ち着きました。

耕月老師の軸で大好きな語句です。

花

自宅の花を生けましたが、赤い花が有りませんので何となく締りがありません自宅の庭のオールスターです。

タカノハススキ、サクラタデ、キキョウ、キンミズヒキ、ヤブミョウガの５種です。

点前座

初秋の道具を組んでのお稽古でした。

葡萄棚、夕顔棗、秋草の絵茶碗です。

お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子は、兎のお饅頭でした。

こうした顔のあるお菓子は、食べるのにためらいがあるらしくちょっと手が止まります。

一服

お稽古が終わった後の一服です。

久しぶりの自宅稽古でしたので、少し疲れ気味ですが、お出での皆さんが元気いっぱいでした。

私たちも負けないように気持ちを引き締めて行かなければと、気持ちも新たになりました。

拝見

お棗は、「夕顔棗でございます」

お茶杓は、「円能斎でございます」と問答は続きます。

やっぱりいつもの通りの生活が一番だと改めて解ったような自宅稽古でした。

念願の帛紗の洗濯がやっと・・・

９月２日（金）

動きの止まってしまった台風の余波か、朝から降ったり止んだりおの１日でした。

雨の日の外出は好きではありませんが、高等学校へ行って来ました。

お菓子

お菓子屋さんが届けてくれたお菓子は、栗の茶巾しぼりでした。

この店自慢の中津川産の栗を使った茶巾しぼりです。

値段をお安くして提供してくれているのに、申し訳ないような気がしております。

帛紗

前々からお願いをしておりました帛紗の洗濯をやっとして貰えました。

クラブ活動ですと自分で購入してお稽古を始めますが、この学校は授業という事ですので共用になっております。

コロナが広がり始めたころ、個人持ちにして欲しいとお願いしましたが、これ以上父兄に負担をお願いできないという事で却下されてしまいました。

それでは、せめて洗濯をということでやっと実現いたしました。

辞令

今日出勤すると校長室に呼ばれて、辞令を頂戴してまいりました。

夏休みまでが上半期でこれから３月までが下半期になります。どうして１年の辞令が出ないのかな・・・と考えましたら、夏休みの給料が無いことに気が付きました。

なるほど厳しい事です。

最後に灰形を作って・・・

９月１日（木）防災の日

今日も台風の余波か曇りがち時々雨といった一日でした。

明日からの自宅稽古の準備ですが、大方済んでおりました。と言っても、一番時間の掛かる灰形作りが残っておりましたので、気分も良い午前中に作り上げました。

丸灰

秋とは言っても、まだまだ真夏並みの暑さですので、風呂は朝鮮にしました。

これなら、お点前をしていても火が直接当たりませんので少しは暑さ予防になると思います。

我が家担当の若い道具屋さんが、「最近の先生方は、道安風炉を買ってくれません。灰を作るのが楽だからです」「そんな事言うと道具を買って貰えなくなってしまいますよ」と、余分な注意をしてしまいました。

灰匙

この灰匙を何年使っているのでしょう。

若頃買って、そのまま使い続けておりますので手に馴染み自由によく動きます。

何といっても、重さが丁度良いのが気に入っております。

６本の組になっておりますが、使うのは決まっていて３～4本程です。

習うより慣れろが先生の口癖で、とにかく数をこなすことが一番です。

良く先生に言われておりました。