突然ですが、
【なぜピアノは重いのか?
軽いピアノを発明したら、多分、宝くじが何度も当たるくらいの儲けになることでしょう。それくらい、ピアノを軽くすることが難しいのです。ピアノのパネルをあけると、金粉塗装された骨組を見ることが出来ます。これは鉄骨です。これがピアノの全重量の3分の2を受け持っています。材質は鋳鉄(鋳物)で出来ています。
ピアノの音を大きくするために、弦は強い張力と、強力な材質を必要としています。
現代ピアノの弦の数は200本を越えます。1本あたりの張力は、70~90kgですので、総張力は20tにもなります。これを支えるのには、どうしても鉄骨が必要になってきます。】(ある調律師さんのお言葉)
フツウ、家庭に置いてある(贅沢品としてでなく必需品だった場合の)グランドピアノといわれるもので総重量300~350kg、(アップライトピアノで200kg~)これを二人で運んでいくプロの技、いい仕事してくださる方に会えました。(といっても、我が家のピアノはいつもこの方たちにお世話になってます、感動もんです~~~)
さて、奥行200cm×幅149cm×高さ101cm、総重量約350kg、これを二人で運ぶ神業・・・

傷をつけないように梱包しつつ、さぁどの場所に真っ直ぐに倒すのか?見当をつけます。

ペダルを外して、鍵盤側左脚を外して傾けます。

さぁ、横型のピアノが縦型になったところで他の脚をはずします。

どの場所に、どう下ろして、足の運びはどうして、ピアノをどの向きで出す?
ああしよう、こうしようというシミュレーションを何回も繰り返します、やっと決まったらイッキです、躊躇はしてられません! 「命」がかかってますから・・・

鍵盤側から降りて、鍵盤側をいったん後に引いて・・・

ここまでずっと見ているワタシ、呼吸ができないほど緊張してました。
いくらプロ!とはいえ、一つずつの動作が「命掛け」に見えますもん。
ピアノの幅は約150cm、咬ました板の厚みや緩衝材も加えると玄関の高さギリギリ

やっと「台車」に載せることができました。

何といっても、重い上に不安定であることは確かです、
これが倒れようもんなら・・・と考えると怖いです。

無事、ノリマシタ・・・





しっかり梱包していただいて・・・
嫁に出す気分
ああ、すごかった!!
プロってすごい、ただ見守るしかなかったのですが、我が家で永眠しかけてたピアノが別の場所で蘇るかもしれないという、そんなチャンスに万歳!
ただ、このあとがもっと凄まじかった

ワタシは見ているだけで息が止まりそうになった・・・(以下、コメントに)