昭和20年8月6日8時15分だったそうです。原爆死没者慰霊碑の石棺の正面には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれています。
しかしこの重要な日に全国一斉の黙祷も無ければ、知らせるサイレンもありません。そんなことで本当に「過ちは繰返しませぬから」と言えるのか毎年疑問に思っています。憲法改正、軍隊保有など全く逆の方向に行っているように思います。今年は抗議の意味を込めて「黒」を掲載しました。
「核兵器禁止条約」すら日本は批准していません。
1945年8月6日、米軍が投下した一発の原爆は、広島市の市街地上空で炸裂(さくれつ)。2キロ圏内がほぼ焼き尽くされ、「75年間草木が生えない」と言われた。同じだけの年月が経ち、街は復興した。しかし、被爆者たちの心や体の傷が癒えることはない。 被爆者の数は減り続け、厚生労働省の今年3月末のまとめでは、被爆者健康手帳所持者は全国に13万6682人いて、この1年で9162人減った。平均年齢は83・31歳となった。式典では、この1年に死亡が確認された広島の被爆者ら4943人の名前を加えた原爆死没者名簿が奉納される。原爆死没者の総数は計32万4129人となる。