さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

遠い日の思いよみがえらせて。

2021-11-03 | 日記

10数年昔亡くなった愛犬エリーの墓に綺麗な花が咲きました

 


エリーはペットショップの片隅のゲージに入れられて寂しそうにしていたんですよ。聞けばつながれて飼われていたラブラドールレトリバーが知らぬうちに妊娠してしまって生まれた子犬だと言うんです。当時ラブラドールレトリバーは賢いことで人気絶頂の犬種でした。でも父犬はなんか分からぬ夜の放浪犬ということです。エリーはその二頭のミックス犬ということなんです。

私はなんかそのミックス犬に心惹かれたのです。聞けば値は入らないもっていってもらえば 有り難いと言うことなんです。

と言うことでエリーは私の懐ろに抱かれて私の家の家族になったのです。

 ところが姿はあまり可愛くはないんですけど、とても賢いワンちゃんでした。毎日のように遠く離れた人の居ない広い河川敷に車でいってリードを外して爺いとワンちゃんで遊んだんですよ。特別訓練などしませんけど声を掛けながら遊んでいるうちに自然と爺いの言葉を覚えてしまったんです。「まて」「先に行け」「右だよ」「左だよ]「泳いで来い」「帰るよ」などなど・・・そして私は私でエリーの声や表情などでエリーと対話ができるようになったのです。

 

エリーが2歳になった時のお祝いです。

 

もちろんエリーの食事は私がつくったワンコの食事が主食でした。でもいつのまにか爺とばばちゃんが食事の卓につくとエリーもきちんとお座りして卓につくようになったのです。夜は小さな布団で私の横で眠りました。そして肥満犬になりました。

でもこれが悪かったんです。犬は犬で人ではありません。10歳にもならないうちに体調を崩して弱って弱ってしまい昼はわんにゃんクリニックで入院治療をし夜は帰宅して私と眠るようになりました。3日ほどしたある日えりーは家に帰り私の寝室で眠りました。

ところが私がいってみるとなんと大量に吐いて眠るように死んでいました。どうやらクリニックで食べないのでむりやりなにかをつかって胃に食事を送り込まれ帰宅して人のいないところで吐いて窒息死したんだと思います。

爺いとばばちゃんは一晩お通夜して東山温泉の奥にある寺で女の方に供養をしていただいて火葬にしました。エリは深い山はだの嶺の遠くに煙になって消えました。

遺骨の壺は一週間ほど茶の間ですごし庭のお墓に埋葬しました。

私は愚かでワンちゃんは犬で人ではないのにまるで人間の子供のように扱ってしまったのです。人間のおやつも食べました。そして体調をくずし、それがエリーを早死にさせてしまったのです。 

 エリーごめなさい。ほんとご免なさい。でもエリーの花が綺麗に咲いていましたけどなにも応えてはくれませんでした。