
50年近くどっぷりと車社会の生活に浸りきってJRのローカル線のことなどすっかり忘れていた私なんですけど、このところすっかりローカルの会津只見線に心を奪われております。
今日は会津坂下駅から奥会津への入口の山坂にかかる杉集落の踏切にいって来ました。15分ほど待っていると踏切の警報器が「かんかん」鳴ってランプが点滅しました。
時間通り二輛編成のジーゼルカーが警笛を鳴らしてやって来ました。
嬉しくって、楽しくってシャターを切り続けました。でも乗車してる人はまばらでした。たぶん病院や大事な買い物に車を使えない熟年の女の方などが多いんだろうなと思いました。
うちのばばちゃん(家内)の友達になって頂いている○○整形外科医院や○○眼科医院などに通っていらっしゃる奥会津の熟年の女の方などが多いんだろうと思いました。
会津只見線の車両も緑の色がきれいですし、客室も椅子もほんとに清潔で奇麗で心地よい暖かさです。そして乗り降りの人の少ない無人駅でもいつも除雪され奇麗に清掃されております。切符も自動販売機で手軽に購入出来、熟年の女の方もゆったりとした気分で乗車出来ると思います。
すくない乗客の姿から、たぶん会津只見線は赤字路線だと思います。だからたぶん沿線の市町村で赤字補填をしているんだと思います。
JRのローカル線はいい方はちょっと失礼で申し分けないんですけど、現実の車社会とは縁の薄いある意味で弱者の方にとってはとっても大事な交通手段だと思うのです。
沿線の市町村の行政も、ローカルのJRもそういう弱者の方に温かいんですね。
ついこの間までJRなどにまったく無頓着だった私の今は、「ぽー」と警笛を鳴らして走ってくるジーゼルカーを見ると嬉しくて、ローカル線に温かい心が走ってくるように思えるのです。
そういうことで、これからは少しずつ会津只見線のJRの世界を楽しみながら訪問しその様子をブログに投稿して見ようかなどと思っているんです。豪雪の古里只見の様子などもとても楽しみにいて「います。