続・切腹ごっこ

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初“切り”は盛大に!

2008-01-01 | ★男の切腹+グロ
時は戦国・・・

周囲に火が放たれた櫓の奥の間に、二人の若者が向かい合って座っている。
下座に立て膝をついているのは足軽をつけた小姓が。
上座には胴回りの具足を脱ぎ捨てた、この山城の主があぐらを掻いている。
「・・市之介、介錯せえ!」
おもむろに若い城主は着物の前を押し広げ、分厚い大胸筋と六つに割れた腹筋から下腹までを露わにした。
「殿・・!」
城主は小姓の手をとって自らの腹に押し当てる。
「この腹を、十文字に切る。」
「この・・御腹を十文字に・・!」
「ああ。最期まで見届けてくれるな?」
小姓は涙をこらえるのが精一杯で声にならない。
「わしが十文字腹を遂げたあと、介錯を頼む。」

ズプッ!
「・・・さすが冬広・・よう切れるっ!!」
代々伝わる銘刀はその主の脇腹を深々と貫いた。
「・・市之介・・しかと目を見開け・・!これが漢の死に様ぞ!!」
「ははぁっ・・!!」
少年の目の前で愛する者の肉体が、その者の手によって切り裂かれてゆく。
下腹に現れた裂け目からは赤黒い血がしぶき、また泡となって流れ出る。
「ぐぅっ・・!!」
右端まで腹を割いた短刀は引き抜かれ、血を滴らせながらゆっくりと鳩尾にあてがわれた。
「・・市・・・っ」
「はっ・・!!」
「・・この、冬広を授ける・・ウッ・・・死出の旅の供を・・いたせ・・っ!!」
「・・ゆきたか さま・・!」
刹那、二人の顔にさわやかな笑みが浮かぶ。
ズブシュッ!
次の瞬間、腹が縦に割れる。
堰を切ったように内蔵がドポドポとあふれ出て、あぐらを掻いた脚の内側に落ち、溜まってゆく。
やがて刃は横一文字の裂け目と交差し、下腹まで到達して十文字腹は完成した。
存分に切り終えた青年はおだやかな表情を見せ、それを受けて少年が背後に立ち大刀を構える。そして・・
「・・・御免っ!!」
血飛沫をあげて首は落ちた・・。

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 ちょうど4年前の正月、公開したイラストとSS。イラストは新年1作目だからはりきった覚えが(文章はツッコマないで‥)。背景もちゃんと描いてるし、介錯役まで描くのも珍しい。十文字切腹だし、首まで切ってるし、鎧だし‥、これけっこう時間かかったんじゃないかな。もっと大きいサイズで保存しとけばよかったと今更ながら後悔している。―実はこのイラストと文章には続編があったりする。
 ホントは新作絵を年賀状代わりに公開したかったけど、なんかダラダラと元日まで来ちゃったもんで‥。こんなんでいいのか!?一年の計は元旦にナントカっていうのに‥

 というわけで、あけましておめでとうございます~♪
 本年も、よろしくお願いいたします~♪

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