続・切腹ごっこ

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「大目付様!ここは切腹でどうスか」

2010-09-21 | ★男の切腹+グロ
 証拠品のフロッピーディスクのデータを改竄(ざん、ってたいていひらがなで書かれるね。確かにこれは読めないかも…)した検察官逮捕。

 このニュースを見て、「江戸時代なら切腹だな」とつい思ってしまった。だけど、なんで直感的にそう思ったんだろ?
 つい最近の、みんなの関心が高い大きな事件。…って書くと押○学の事件になっちゃうかな。女性高級官僚が虚偽公文書作成と行使の容疑で起訴されたけど無罪判決が出た事件の方ね。証拠の信ぴょう性が疑われて検察が大敗したその事件の、まさにその証拠品のデータを検察官自身が改ざんしていたというスキャンダラスなニュース。検察の面目は丸潰れだし、自業自得。身から出た錆という他ない。

 厳格な身分制度がある江戸時代と、現代は状況がぜんぜん違うけど…、今現在が江戸時代なら、「打ち首獄門」はあまりに可哀そうなのでここは本人の「切腹」で納めるのが妥当かと。
 それも、刑罰としての切腹ではなく、表向きは「沙汰があるまでの蟄居謹慎」を言い渡しておく。誰からも何も言われないが、本人も周囲からの無言の圧力がかかっているのは分かっている。二、三日後に本人が切腹して果てたとの知らせが大目付に届く。家名を存続させるために「病死」扱いになったりするかも。

 時代劇ならここで丸く納まる…、いや時代劇でもここでは終わらないだろう。時代劇はある意味、現代社会の鏡と言ってもいいので、黒幕探しを始めるに違いない。まぁ時代劇は分かりやすい黒幕(いかにも悪そうな顔をした人)を斬り捨てる、もしくはお白州に引き出す、もしくは隠密裏に腹を切らせるかして始末すれば一件落着!となるだろう。「隠ぺい体質を改め、組織の構造改革を進める」とかいうビジュアル的に分かりにくい終わり方にはしないだろうけど。
 現実世界に黒幕はいるかどうか分からないけど、なぜこんなことをしたのか、起きたのかを検証してほしい。言うまでもなく検察だけでなく第三者もいっしょに。

日本刑罰風俗図史
伊藤 晴雨
国書刊行会
裁判長!ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)
北尾 トロ
文藝春秋