ねぎやんのしま人のたわごとパ-ト2

視覚障碍者、ねっしーのあれこれ日記・・・

ブランパン ルネッサンス!

2009-03-21 10:51:00 | ノンジャンル
禁断の園の時計「ブランパン ルネッサンス」

ネットで調べていただければ分かりますが、情報がほとんど無い。
せいぜいタイムトンネルの10年も前の写真だけですね。

で、私が書きましょう。

ずーーーーーっと黙っていましたが、購入後1年が経過しましたので。


はい、中古ですが、買いました。
つーか中古以外では入手は不可能と思います。


中古でも100万円近いです。

とんでもなく高いです。(少なくともオイラにとっては)

しかーし、素晴らしい時計です。

この時計を知ったのは、おりしも私が時計に興味を持ち始めた1999年、バセロンコンスタンチン(現ヴァシュロンコンスタンタン)のシャンベランを一新時計(ちがーう、日新堂だー)で見せてもらってから。


時計の機械の美しさに惚れ込んでしまいました。

それまでは、縁があって手にしたピアジェのトラディションと言うダイヤベゼルにWGのとてもすんばらしい時計からでしたので、宝石ってきれいだなーと、女性の気持ちも分からなく無いとか言うレベルで、中の機械はまるで分かりませんでした。
後から知ったのですが、そのピアジェにも、12Pと言う素晴らしいムーブメントが納められていましたけど。





そしてむーぶ12P



しばらくは、宝飾系を揃えていましたが、シャンベランを知ってから、急に方向転換・・・

でもシャンベランはすでに売り切れ、限定200本でしたし、人気有りましたから。

一新時計に置いてあった正規品最後の一本はYGでしたけど、185万だっけかな?そんなお金はありません。

並行品だと100万ちょいでしたので、それを狙うか?

都内の並行屋さんに聞くも、やはり無いとのことでした。
ただ、何故か手放す人も多く、中古ならすぐに入りそうと言ってました。

さてさて、そして探している内に「ブランパン ルネッサンス」と言う時計を知ってしまったわけです。


宝石広場で、「ブランパンは買わない方が・・・壊れますよ」と聞かされました。

後で聞くと、FP(フレデリックピゲ)のムーブのクロノ、特にフライバックは簡単に壊れると言うか壊れやすいそうです。
しかも、修理代が異常に高く(部品を調達しにくいとのこと)売りたくない故に店員が言ったのでは?と教えられました。

ふーんと思ったので、ブランパンのイメージは悪かったのですが、欲しい時計は、ムーブがシャンベランのように綺麗な物それにつきると思っていました。

本をひっくり返したりして読んで調べて、シャンベランが中古で出ると見に行ったりして、すごく入れ込んでいました。

今思うと、何故シャンベランを買わなかったのだろうか?不思議ですね。

中古で買う機会は沢山有ったのですから。

しかし、買わなかった理由は、自分の頭の中で薄々感づいていたのです。

その引き金となったのは、ブレゲのクラシックムーンパワリザのバックスケルトンから見えるレマニアの地板を彫金したムーブを見てしまったからです。

店員に「これ素晴らしい、こんなんで安いの無いかな?」

そして、そこでブランパン ルネッサンスの存在を知るのでした。

ブレゲは中古でも200万近くします。
そんなん買えない・・・

「限定でしたけど、ブランパンのルネッサンスは素晴らしかったですよ」と


早速探しました・・・が、1999年の限定品で、私がそいつを知ったのはその年の暮れ・・・無理だよなぁ

でも見たい。

タイムトンネルでは、並行品ながら130万くらいで売ったらしいです。


翌年の池袋西武デパートでやった時計展に顔を出して、即ブランパンのブースで係りの人に聞きましたよ。

「もうルネッサンスは出ないのですか?」
「あれは良い時計でしたね。残念ですが、本部から継続生産の話しはありません」とのこと。

この継続生産しない理由も後から知りました。
単に1999年のお祭り(2000年ミレニアムとかも)だけではなく、SGJ(スウォッチグループジャパン)がブランパンを傘下に治めてから、会社の威信を懸けて作らせたらしいです。
つまりコストを一番掛けて、景気不況が続いた90年代を払拭する為、安めに設定した記念価格ですから、沢山は作れなかったようです。

また、ブランパンにそのような記念モデルを作らせたのも、一度は断崖に追いやられた「クォーツに駆逐されたスイス時計業界の中でどーにも古い時計メーカー」と言う汚名を覆す目的が有ったようです。


事実、その戦略は成功し、高級時計メーカーの仲間入りが出来ましたので。

ケース径も32mm~33mmまでが主流だったドレスウォッチ、それをふた周りも大きな38mmまで大きくし、独特の放射状模様の文字盤(ソレイユ=陽の光ですかね。)にトリプルカレンダー、ムーンフェイズを備え、ハーフハンターケースとして、蓋を開け閉め出きる昔ながらの懐中時計とし、ムーブを見たいときに開けると言うオーナーのみに与えられた楽しみ、趣向を凝らしてあります。

蓋を開けると、本体に付けてあるスクリューグラスバックのツメ穴(メンテの時に使う穴)は無く、花壇のような模様にしています。

そして、その花壇の中に、お花の彫刻を施したムーブが見えます。

非常に洗練されたデザインと、計算しつくされた演出には、ただただ関心するばかり、脱帽です。

で、3年前、宝石広場で出ました!
中古のルネッサンスが。

即予約して見に行きました。


すると・・・んっ?
違うぞ・・・とは以前このブログに書いた次第なのですが、彫りが甘く、時計本体の状態も悪く、並行品で付属無し、それで81万9000円は・・・


がっかりして帰りました。
もちろん予約取り消し、いらんよ、あんな時計。。。


でも、ルネッサンスってあんな時計なのかな?と少々疑問もありました。


だってSGJが威信を懸けて作らせたものですから・・・


その後、たまーにネット検索して探していました。

で、昨年見つけてしまったのです。

コメ兵にて95まんえん!!!

高っ!


でも一応電話して現物を見に行きました。

早速店員に伝え、フタパカしてもらいました・・・ら

すっ、すんばらしい!


以前見た並行品とは全然違う


こっちは並行品ではなく正規品で全て揃っています。
しかも綺麗


ただ、ここは冷静になり、一晩だけ取り置きしてもらい、その日は帰宅しました。

さーお金の算段です。

貯金と、何を売ればこれだけのお金になるか試行錯誤、電卓をパチパチたたいて


よしっ、行けるぞ!

翌朝一番に店に出向き、購入。

そしてやってきました”ブランパンルネッサンス”





どーです?素晴らしい文字盤でしょ?私大好きです。

バンドは普段使い用に安物+Dバックルに取り替えてあります。
水牛の革だと、硬いですが汗かいても臭くなりにくいし、ヘタレないし、丈夫です。

どゅんせいはワニ革かな?茶色のが2本着いていましたが、Dバックルにしたかったのと、けっこう使いまくるので、コストの安いものに。
本当は・・・時計買うのが精一杯で、そこまで無理でした(笑)

バンド+Dバックルで2520円也、これくらいなら、型押しだけど許せます。

しかーし・・・
取り替えるとき・・・18金のバネ棒を一本折っちゃいました。つーか簡単にポキッ(T_T)



悲しいですねぇ・・・

幸いオーバーホール済みでしたので、次回のオバホの時に一緒に買おうと思います。
どーせオバホ代すんごく高いんだし、ケースはあっという間に傷だらけだし、それのでは鉄バネ棒でいいやっ!だし、まずは使いましょう←これ重要ですよね。


そうそう、コメ兵の兄ちゃんトリプルカレンダーとムーンフェイズを会わせて起きますと言っていたのに、昼夜逆だし、月齢に至っては、上弦と下弦まで逆ですよーん。

普通の人は知らないか?

いつもはウオッチワインダーの中でウィーンと回っています。(一度止めると合わせるの厄介な物で)




この安物のバンド、キクヤで買ったのですが、なかなかのお気に入りです。

4本かっちゃいました。




1本はルネッサンスへ
1本は先日のオメガへ

あと2本は・・・?

因みに全て22mm、ブランパンもオメガも20mmなので、ナイフでチョン切りました。
ヘタクソですが気にしなーい。

そうそう、赤のバンドだけ変?とか思ったらこれだけ20mmでした。うれしい誤算です。

しかし安物、Dバックルの作りが悪い・・・つーか留め具が簡単にゆるむ物と固い物と両極端です。
だから安いのか?


さーて、今回のメインイベント、ムーブの写真です。




左側が私のです。YG(イエローゴールド)でケースにナンバリングが打ってあります。

右はTZから借用しましたRGの限定品です。
こちらはローターにナンバリングか打たれています。

よく見て分かるとおり、エングレービングは、国内正規品とさほど変わらないと思います。(本当かどうかは知りませんが、、、)

そのことを時計屋さんに言うと「良くあることですよ。国内品とそれ以外の差別化は。たとえばバセロンのシャンベランは国内向けにはシャンベランの刻印がありますし、クロノメーターロワイヤルは良い悪いは別として、インデっクスのマルタ十字にダイヤがはめ込まれているでしょ?海外では入っていませんから。SGJでしたら、それくらいの事はやるでしょうね。」


なるほど。

宝石広場で見たときの印象とコメ兵で見たときの印象が随分と違ったのですが、実際はどーなんでしょ?

単にライトの当たり加減でのトリックですかね?

まぁどっちでもいいやっ。

私の手元にある時計が綺麗なら。


と言うことで、キャッシュでこんな高い時計買ったのは初めてです。
その前はパテのアクアノート(ほとんど同じか?93万8000円でしたから)でした。

アクアのジャイロマックステンプは見ていておもしろかったですが、今回のは坊主、これだけはなんとかして欲しかったですが、エングレービングで楽しむ時計ですからね。
あと秒針が欲しかったなぁ・・・。

それ以外は◎な時計です。

一般の人には絶対に分からない控えめな所とか、それでいて、知っている人にはとても受けが良いので大満足です。

(ロレのデイトナとかサブは良い時計だけど、しょっちゅう仕事先で言われるのでウンザリですし、時計展とかだとドキュン扱いされて恥ずかしいからねぇ。)


次は・・・どーすっか?

ヒマな三連休

2009-03-21 10:44:00 | ノンジャンル
つーか、やるこたぁあるのですが、腰が重たくて上がらない。

昨日は、WBC(野球)見てからFUKUYAさんへ時計を取りに行ってきました。

タグホイヤーのオーバーホールが終わってきたので、そいつを取りに。

このレベルのエタポン時計は、ランニングコストが安くてうれしいです。

ぶっちゃけクォーツよか良いですね。

長く使いたい人で、ランニングコストが気になる人は、この手の時計がオススメ。


さて、帰宅後の中途半端な時間の過ごし方は、やはり難しい。

チャリで走る気にもなれず、改造もパーツを入手していないので出来ない。
ブレーキのエア抜きも終わってしまったし・・・


飲むか?


でこれ





ウィスキーにプリンアラモードかよっ!


と突っ込みたくなる光景ですが、これがウマイ!!

しばし悦に浸るのでした。