「漢字」は、世界に於ける言語の中でもかなり良く出来た表意文字(絵文字・象形文字)である。
漢字を使うことによるメリットは数多い。
- 何を表しているかイメージが浮かびやすい。
- 平仮名との組み合わせにより文章全体のバランスが良い。
(平仮名ばかりだと読みにくい)
- 文章が短くなる。
ざっと以上のようなことが考えられる。
通常、漢字とひらがなに於ける文字数の関係は、
ひらがな > 漢字
というような公式が成り立ちます。
しかし、1と3を同時に満たす ”優秀” な漢字が存在する。
※ただし、当て字には例外が存在します。
麾く ⇒ 差し招く
挈げて ⇒ 引っ提げて
擲つ ⇒ 投げ打つ
幾う ⇒ 請い願う
邃い ⇒ 奥深い
慊りない ⇒ 飽き足りない
薨る ⇒ 身罷る
佼い ⇒ 見目好い
揣る ⇒ 推し量る
腥い ⇒ 生臭い
耘る ⇒ 草剪る
歔く ⇒ 啜り泣く
嫂 ⇒ 兄嫁
壽し ⇒ 命長し
拐かす ⇒ 勾引かす
容る ⇒ 形作る
齬い ⇒ 食い違い
羔 ⇒ 子羊
霖 ⇒ 長雨
蹼 ⇒ 水掻き
袒ぐ ⇒ 肌脱ぐ
霾る ⇒ 土降る
狡い ⇒ 悪賢い
璞 ⇒ 粗玉
霤 ⇒ 雨垂れ
檣 ⇒ 帆柱
萁 ⇒ 豆がら
思い付くまま羅列したまでですが、日本人が中国から伝来した漢字に対し深い思いが込められていると思います。
先述したようにひらがなで書くより文字数が多い熟語(当て字)もあります。
ひらがな < 漢字
おそらく当て字以外には存在しないのかもしれません。
でも、普通の人の日常においては、態々漢字を用いて書くのは稀なのでしょうね。
胡頽子(ぐみ)
野木瓜(むべ)
山毛欅(ぶな)
老海鼠(ほや)
鉄脚梨(ぼけ)
青花魚(さば)
牛尾魚(こち)
桃花鳥(とき)
蝦虎魚(はぜ)
七葉樹(とち)
胡枝花(はぎ)
五倍子(ふし)
豆腐皮(ゆば)
狗母魚(えそ)
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ブログ記事、あまり更新できないと思いますがよろしくお願いいたします。
もちろん1級取得は諦めておりません。
頑張ります!