白布を川の流れに 醂 す。
リン
さわ(す)、あわ(す)、さわしがき、たるがき
醂
【解字】形声。酉+林。音符の林は、立に通じ、長時間立ち続けるの意味。長時間にわたって柿を酒の中にひたして、さわすの意味を表す
- 桃の塩漬け。
- わ-す(さはす)。あわ-す(あはす)。渋柿の渋をぬく。また、その柿。たるがき。
- みりん(味醂)
goo辞書では、
さわ-す さはす【醂す】
(1)湯や焼酎につけて、柿の実の渋を抜く。 「柿を―・す」
(2)水に浸してさらす。
(3)黒漆で、光沢が出ないように塗る。
※あわ-す あはす【淡す/醂す】も同じ意味
み‐りん【味醂/味淋】
焼酎に蒸した糯米(もちごめ)を混ぜ、米麹を加えて糖化発酵させて造り、粕をしぼりとった黄色透明の酒。甘味があり、調味料・飲料として用いる。
柿の産地で有名な庄内平野付近の訛りからきた言葉のようです。
醂すとは、渋柿の原因である”タンニン”を炭酸ガスや焼酎と一緒に密封し、化学反応によって渋みを消すこと。
「たるぬぎ たるぬぢ」
柿をつくってる人にとっては、
「渋柿を炭酸ガスや焼酎で渋みを消す」行為は、”さわす”しかありえないわけです。
”この柿、ちょっとさわしておいて”
ほんわか ほっこり
♪ざわわ~ざわわ~