・議論は粗鹵 ( ) にして誤謬が多い。
ロ
しお、しおち、あれち、おろそ(か)、
おろ(か)、たて、かす(める)、うば(う)
鹵
【解字】点々とアルカリの噴き出たさまを描いた象形文字。袋に包んだ岩塩の象形で、しお・しおを含んだ西方の荒地を表す。
- しおつち。塩分を含んだ土地。
- しお。岩塩。天然の塩。
- やせち。あれち。作物などの育たない土地。不毛の地。
- おろそか。かろがろしい。かりそめ。
- おろか。
- うばう。かすめる。
- たて。矢を防ぐための道具。
そろ。
鹵。
鹵 を偏に持つ字で馴染み深いのは、「石鹸」 か。
鹸 あく。灰を溶かし水の上ずみ。アルカリ性で洗濯に使える。
対義語では、
淡水 ⇔ ( 鹹水 )カンスイ
海水だと思ったでしょう。(笑) (←わたし)
鹹水:塩けを含んだ水。鹹はからい、塩からい。
鹵 と 塩 は、同じようだけど、違いはあるのだろうか。
学研の漢和字典には、
地中から出る天然の結晶を 鹵 といい、海水からとったものを 塩 という。
そんな区別があったのですね。
岩塩からとったものと、海水を煮詰めたものの違いでしょうか。
参考までに 塩 の旧字は、 鹽 で 鹵 + 監 である。