降られましたねぇ。
降られたでしょ。
ちょっと歩くだけで靴の中がびしょびしょでした。
雨が川のように流れる道路を、少し爪先立ちで歩く。
水たまりをよけながら。
でも、子どもだったら、この水たまりにそのまま足をびしゃびしゃ入れて歩くだろうな。
佐野洋子さんの作品に『おじさんの傘』と言う絵本があります。
『100万回生きたねこ』の作者と言えばお判りでしょう。
このおじさん、細身の黒い傘をいつも大事そうに持って出かけるんです。
大事なので、雨が降っても、誰かの傘に入れてもらって、決して開かない傘なんです。
ところがある時公園のベンチに座っていると、小雨が降ってきます。
小さな男の子が、傘に入れてと頼むのですが、聞こえなかったふりをします。
傘が濡れるのが嫌だったんですね。
女の子が、傘を持ってきて一緒に帰ろうと男の子とうたいながら歩き始めます。
「雨が降ったらポンポロロン、雨が降ったらピッチャンチャン」
しばらくその歌声を聴いていたおじさんはつぶやきます。
「ほんとかなぁ」
そしてついに、決して開かなかった傘を、ぶわっと開いてしまうのです。
そして町を歩きながら、耳を澄ませると聞こえてくるのです。
ポンポロロン、ピッチャンチャン・・・と。
おじさんも、口ずさみます。
「雨が降ったらポンポロロン。雨が降ったらピッチャンチャン」
そして家に帰って、奥さんにビックリされてしまいます。
「おや、傘をさしたんですか?雨が降っているのに」
おじさんは、「濡れた傘もいいもんだ、だって、傘らしいじゃないか」とつぶやくのです。
ボクはこのお話が大好きです。
特におじさんが、今までの自分の生き方を変えて、ぶわっと傘を開いた見開きのページ。
生き方を変えるのは、勇気がいることです。
でも、その先にある道の自分に出会える喜びがあります。
ボクは、もう、ずいぶん長い間そんな人たちと過ごしてきたような気がします。
雨も、いいもんですよね。
水瓶に水はたまっただろうか。
降られたでしょ。
ちょっと歩くだけで靴の中がびしょびしょでした。
雨が川のように流れる道路を、少し爪先立ちで歩く。
水たまりをよけながら。
でも、子どもだったら、この水たまりにそのまま足をびしゃびしゃ入れて歩くだろうな。
佐野洋子さんの作品に『おじさんの傘』と言う絵本があります。
『100万回生きたねこ』の作者と言えばお判りでしょう。
このおじさん、細身の黒い傘をいつも大事そうに持って出かけるんです。
大事なので、雨が降っても、誰かの傘に入れてもらって、決して開かない傘なんです。
ところがある時公園のベンチに座っていると、小雨が降ってきます。
小さな男の子が、傘に入れてと頼むのですが、聞こえなかったふりをします。
傘が濡れるのが嫌だったんですね。
女の子が、傘を持ってきて一緒に帰ろうと男の子とうたいながら歩き始めます。
「雨が降ったらポンポロロン、雨が降ったらピッチャンチャン」
しばらくその歌声を聴いていたおじさんはつぶやきます。
「ほんとかなぁ」
そしてついに、決して開かなかった傘を、ぶわっと開いてしまうのです。
そして町を歩きながら、耳を澄ませると聞こえてくるのです。
ポンポロロン、ピッチャンチャン・・・と。
おじさんも、口ずさみます。
「雨が降ったらポンポロロン。雨が降ったらピッチャンチャン」
そして家に帰って、奥さんにビックリされてしまいます。
「おや、傘をさしたんですか?雨が降っているのに」
おじさんは、「濡れた傘もいいもんだ、だって、傘らしいじゃないか」とつぶやくのです。
ボクはこのお話が大好きです。
特におじさんが、今までの自分の生き方を変えて、ぶわっと傘を開いた見開きのページ。
生き方を変えるのは、勇気がいることです。
でも、その先にある道の自分に出会える喜びがあります。
ボクは、もう、ずいぶん長い間そんな人たちと過ごしてきたような気がします。
雨も、いいもんですよね。
水瓶に水はたまっただろうか。
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