自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2008グロースセミナー3日目(7月31日)-Ⅲ

2008-08-26 17:56:40 | グロースキャンプ
小雨が降り続く中、士幌高校の畑で、イモ掘りです。

高校の敷地は驚くほどの広さです。
イモだけでなく、トウモロコシ畑も広がっています。

毎年、高校の先生たちが、ボクたちの到着を畑で待っていてくれます。

この畑で、子どもたちはのびのびとイモを掘るのです。



土の中に、はだしの足を入れる感覚
両手を突っ込んで、柔らかい土を両手に載せます。
指先に触るイモを掘りだした時の、感動。
指先のつめに、はいりこむ土。

ひとつひとつに、子どもたちの心は弾み、歓声が聞こえます。

今年の「でっかいイモ大賞」は・・・あれっ?
誰だったっけなぁ・・・。

 

たしか、優劣つけがたくて、二人選ばれたような気がしたけど・・・。
誰か、覚えていたら教えてください。

イモ掘りの後は、牧草の中を歩きます。
手や足が泥まみれになっていても、牧草の中を歩くだけで、すっかりきれいになってしまいます。

この丘に向かう子どもたちや、丘から帰ってくる子どもたちを見ているのがダイスキです。
「なんだか、『サウンド・オブ・ミュージック』みたいだ・・・」って、ボクはいつも思うんです。

美化しすぎでしょうか。



4時からは搾乳。
牛の乳を搾る都合があるので、この時間は外せません。

何度も来ている子どもは、手慣れたもんで、両手で絞ります。
今時、機械搾りがほとんどで、手搾りの牧場はほとんどないでしょうが、両手で搾る感覚は、なんとも言えません。

初めての子どもたちは、おっかなびっくり、牛の乳に触ります。

そして牛の乳が出ることに目を見開き、その温かさに驚きます。

生きているものに触れる・・・・これもとても大事な体験です。
牛のからだをポンポンとたたいていく子どもを見ていると、彼らの愛情があふれ出ている瞬間を見るようで、たまらなくいとおしくなってしまいます。

 リダンよ。お前の腹とどっちがデカイ?

そういえば、ずいぶん前に、1年生で参加したミスズ。
牛舎に入ることさえ怖がり、泣いて泣いて、結局乳搾りの体験をしませんでした。

その時に、ミスズはボクに二人だけの約束をしました。
ボクが、したんじゃないですよ。
親や先生は、約束という名前の「命令」をよくしますからね。
これは違います。
ミスズが、自分からした約束です。

「2年生になったら、絶対にチャレンジする」と。

今までにも、何人か、実習をやり遂げることのできなかった子どもはいます。
でも、「来年」のことにまで、意識を持つ子どもはあまりいませんでした。

ミスズは、1年間どんな気持ちで過ごしたんでしょう。
彼女は、翌年、グロースに帰ってきて、もちろん、やり遂げました。
言葉少ないミスズとの1年生の時の約束は、1年がかりで果たされました。

やり遂げたミスズの、真剣な顔は今でもはっきりと覚えています。

さて、今夜は、子どもたちがとったイモで、オイシイカレーだぁ!

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1 コメント

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Unknown (リダン)
2008-09-16 17:59:12
イスラエルではみんな大食いなので、リダン腹はあまり自慢になりません…。
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