自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

ファンタジーの世界が心を広げる

2014-02-16 06:19:32 | ファンタジー
このブログで、もう何度書いたことだろうか。


ファンタジーという世界が、ボクの心をどれほど癒し、夢を抱かせてくれたか。


それだけじゃない、現実の問題に直面した時に、その解決に向けたひらめきを何度与えてくれただろうか。


今週末は、大阪で物語のセッションをやっている。


先週に引き続き、ひとりひとりの人生の物語は、深い知恵に溢れている。
物語を知っていても、その人が語る物語は、全く違うお話に聞こえてくる。


だから、面白い。


一寸法師も、桃太郎も、アンデルセンもグリムも、誰もが知っていて、それぞれ全く違う物語として存在している。



さて、あと一日。


31期生の素敵な物語に触れてこよう。


そういえば、今読んでいる本がある。


「月船町3部作」


これだけでわかる人は、かなりの通である。


『つむじ風食堂の夜』とか、『それからはスープのことばかり考えて暮らした』の、吉田篤弘の作品である。


その番外編として、『つむじ風食堂と僕』という作品を、スタッフのマッキーが貸してくれた。

「僕」とは、あの月船町の「トロワ」の少年、12歳の彼のことである。


あの少年が、電車に乗って、「つむじ風食堂」に夕ご飯を食べに行く。


そしてそこで出会う大人たちに、いろんな話を聞くのである。


少し前に、『13歳のハローワーク』という本がベストセラーになったけれど、もしかしたら、もっと素敵にその仕事のことを紹介しているかもしれない。


文房具屋さんも、肉屋さんも、八百屋さんも、乾物屋さんも、生き生きと自分を語ってくれる。


この食堂に集まる人たちは、みんな「いい人たち」なのである。


人間には誰の中にも暗い影の部分があるけれど、光の部分を刺激されるような空間がある。


「人の善なる部分」を出したくなるようなスペース。


安心で、安全な場づくりの意味がそこにあるような気がする。


さて、今日はどんな物語に出会えるだろう。












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