ボクのクラス(ホリスティック心理分析講座)も、佳境に入ってきました。
第4回目は「男の中の女・女の中の男」
ユングの「アニマアニムス」です。
毎回興味深くクラスは進むのですが、この回はテーマが「異性」とあって、なお興味しんしんの様子でした。
男女の関係は摩訶不思議。
そして、その男女関係も、自分の内的な異性との関係が大きく影響しているのです。
そして、ボクたちは、こういった心理構造を、物語や、神話の中に発見し、その物語の中に自分の内なる異性との関係を投影し、心動かされていくのです。
特に、ボクのクラスには女性が多いということもあって、女性の自立への願望はとても大きなエネルギーとして感じます。
女性の自立・・・・アニマの成長の物語といえば、『アモールとプシケ』エリック・ノイマン が有名ですね。
ギリシャ神話から、エリック・ノイマンというユング派の重鎮が抜粋した物語です。
エロール・ルカインという絵本画家が挿絵をふんだんに描いた『キューピッドとプシケ』も有名です。こちらのほうが読みやすいかもしれませんね。
物語は、ある王国の美しい3人の娘の話から始まります。
特に3番目の娘の美しさは群を抜いていて、国中の民が美しいプシケを見に集まるほどでした。
ところが、そのこと知った、海の女神、美の象徴でもあるアフロデティが怒り、息子のキューピッドに、プシケが不幸な結婚をするように命じます。
怪物と結婚させることを、神の神託で知らされた王や国中の民は、その結婚をまるでお葬式に参列するような気持ちで、その日を迎えます。
キューピッドは、母であるアフロデティの命令で、恋の矢をプシケに打ちに行くのですが、そのあまりの美しさに手元が来るって、自分の指に矢を指してしまいます。そして、キューピッド自身がプシケに恋をしてしまうのです。
プシケは結婚の当日、西風に乗せられて美しい庭園にたどり着きます。
そこはかぐわしい花の香りと、美しい旋律が聞こえる宮殿でした。
人の気配はないけれども、プシケは調べに乗って聞こえてくる声にしたがって、その宮殿でやすらぎます。
しかし夜になると、夫が寝室に来て、一晩過ごします。そして夫は、決して姿を見ようとしてはいけないとプシケに伝えます。
恐ろしい怪獣の姿を見たくもないプシケは、素直に夫の命に従うのです。
月日がたつと、姉たちがプシケを心配していることが風に乗って伝わってきます。
一度でいいからあわせて欲しいというプシケの願いは何度も拒絶されます。
しかし、ついに夫はプシケに「一度だけ」という条件で許します。
(男は女性の甘えに弱いのですね。この「一度だけ」が一度だけで済むはずがないのですから。)
姉たちは、プシケの意外なほどの幸せな様子に、嫉妬を感じ、夫を殺すようにナイフを手渡します。
(女性は、「真実を知らないままの幸せ」から、いよいよ、真の自立のプロセスを歩み始めるのです)
よなよな、夫の寝息を感じ取り、静かに夫の姿を覗き込むと、なんとそこに横たわっているのは、美しいキューピッド様でした。
驚いたプシケは、ランプの油をこぼし、キューピッド起こしてしまいます。
怒ったキューピッドは、家を出てしまいます。
初めて、夫に対する愛情に気づいたプシケは、キューピッド様を探すたびに出かけるのです。
さて、このあとは、義母に当たるアフロデティの執拗ないじめを、何度となく乗り越えながら旅を続けていきます。
このプロセスが、女性の自立を見事に象徴しているのです。
興味のあるかたは是非、自分で読んでみてくださいね。
詳しくは、毎年6月から始まる「絵本・おとぎ話セラピー講座」で、この本を分析していきます。
男と女の関係。
これは単に男女というかかわりを超えて、「創造性」というボクたちの人生を寄り豊かにしてくれるための大切な関係性でもあるのです。
豊かな人生
幸せな成功者
自らの男性性と女性性の統合によってもたらされるギフトは、無限にあるようですよ。
第4回目は「男の中の女・女の中の男」
ユングの「アニマアニムス」です。
毎回興味深くクラスは進むのですが、この回はテーマが「異性」とあって、なお興味しんしんの様子でした。
男女の関係は摩訶不思議。
そして、その男女関係も、自分の内的な異性との関係が大きく影響しているのです。
そして、ボクたちは、こういった心理構造を、物語や、神話の中に発見し、その物語の中に自分の内なる異性との関係を投影し、心動かされていくのです。
特に、ボクのクラスには女性が多いということもあって、女性の自立への願望はとても大きなエネルギーとして感じます。
女性の自立・・・・アニマの成長の物語といえば、『アモールとプシケ』エリック・ノイマン が有名ですね。
ギリシャ神話から、エリック・ノイマンというユング派の重鎮が抜粋した物語です。
エロール・ルカインという絵本画家が挿絵をふんだんに描いた『キューピッドとプシケ』も有名です。こちらのほうが読みやすいかもしれませんね。
物語は、ある王国の美しい3人の娘の話から始まります。
特に3番目の娘の美しさは群を抜いていて、国中の民が美しいプシケを見に集まるほどでした。
ところが、そのこと知った、海の女神、美の象徴でもあるアフロデティが怒り、息子のキューピッドに、プシケが不幸な結婚をするように命じます。
怪物と結婚させることを、神の神託で知らされた王や国中の民は、その結婚をまるでお葬式に参列するような気持ちで、その日を迎えます。
キューピッドは、母であるアフロデティの命令で、恋の矢をプシケに打ちに行くのですが、そのあまりの美しさに手元が来るって、自分の指に矢を指してしまいます。そして、キューピッド自身がプシケに恋をしてしまうのです。
プシケは結婚の当日、西風に乗せられて美しい庭園にたどり着きます。
そこはかぐわしい花の香りと、美しい旋律が聞こえる宮殿でした。
人の気配はないけれども、プシケは調べに乗って聞こえてくる声にしたがって、その宮殿でやすらぎます。
しかし夜になると、夫が寝室に来て、一晩過ごします。そして夫は、決して姿を見ようとしてはいけないとプシケに伝えます。
恐ろしい怪獣の姿を見たくもないプシケは、素直に夫の命に従うのです。
月日がたつと、姉たちがプシケを心配していることが風に乗って伝わってきます。
一度でいいからあわせて欲しいというプシケの願いは何度も拒絶されます。
しかし、ついに夫はプシケに「一度だけ」という条件で許します。
(男は女性の甘えに弱いのですね。この「一度だけ」が一度だけで済むはずがないのですから。)
姉たちは、プシケの意外なほどの幸せな様子に、嫉妬を感じ、夫を殺すようにナイフを手渡します。
(女性は、「真実を知らないままの幸せ」から、いよいよ、真の自立のプロセスを歩み始めるのです)
よなよな、夫の寝息を感じ取り、静かに夫の姿を覗き込むと、なんとそこに横たわっているのは、美しいキューピッド様でした。
驚いたプシケは、ランプの油をこぼし、キューピッド起こしてしまいます。
怒ったキューピッドは、家を出てしまいます。
初めて、夫に対する愛情に気づいたプシケは、キューピッド様を探すたびに出かけるのです。
さて、このあとは、義母に当たるアフロデティの執拗ないじめを、何度となく乗り越えながら旅を続けていきます。
このプロセスが、女性の自立を見事に象徴しているのです。
興味のあるかたは是非、自分で読んでみてくださいね。
詳しくは、毎年6月から始まる「絵本・おとぎ話セラピー講座」で、この本を分析していきます。
男と女の関係。
これは単に男女というかかわりを超えて、「創造性」というボクたちの人生を寄り豊かにしてくれるための大切な関係性でもあるのです。
豊かな人生
幸せな成功者
自らの男性性と女性性の統合によってもたらされるギフトは、無限にあるようですよ。
女性の自立・・・これはここ2~3年の間、私にピタリとくっついてまわる大きなテーマです。ことあるごとに「自立、自立」って。
たまに逃げ出したくもなるけれど、逃げ出したところで、生温い環境にはすぐに飽きてしまう性分なので、自立しない限り心は落ち着かないんだろうなって思います。
今の私はたぶん、アフロディーテと格闘中なのかな?
なかなかに手強い相手です・・・。