自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2015グロース日記、再開します。「グループ決めが嫌い」

2015-08-22 05:42:02 | グロースキャンプ
7月29日。


赤いバンダナをしたグロースの子どもたちが到着。


全力少年少女隊は、迎えに行く車の中で、自分たちの自己紹介の猛特訓。


これがとにかく面白い。


空港でお披露目して、大好評。


ワクワクのグロースがスタートです。


先ずは、士幌の農村自然公園へ。


ここは、北海道入植した時のままの、「 原始の森 」 が残っている場所。


深い森の中に入る前に、グループ決め。


このグループを決める実習は、グロースの一番最初の、そして一番大事なもの。


「 自分で決めること。自分で行動すること。そして自分でほしい結果を創り出していくこと 」 の大事な練習なのです。


だから、うまくやることが目的ではなく、うまくいかないことを通して、子どもたちが 「 試行錯誤 」 をしていくことが大事な時間になるのです。


考えてもうまくいかない。行動してもうまくいかない。ひとりじゃないし、たくさんの人と一緒に決めるのは難しい。


子どもたちなりに意見を出しても、結局、最後は親や先生が決めてくれる。


だから、意見を言っても、言いっぱなし。


そこから先がどうにもまとまらない。


そしてまた考える。


この 「 試行錯誤する 」 ことは、とても居心地が悪いし面倒なこと。


でも、この瞬間は子供たちの心はグングン成長していく。


子どもたちの心は、わずか30秒で成長する、と誰かが言っていた。


リピーターの子どもたちの中で、この 「 グループ決めが嫌い 」 という子供がいるほどに、最初の試練の実習。


「 自分で決める 」 ことの困難さを味わうのです。


自分で決めるのだから正解がないのは当然だけれど、子どもたちだけじゃなく、だれにとっては、答えがないものを生み出していくのは、大変なこと。


大人だっておんなじだ。


自分なりに答えを出しても、それが正解かどうかを探ってしまう。


その途端に自分の自信は消えていく。


「 これで良かったのか 」 って。


いいも悪いも自分で決めたんだから、とは思うものの、後は開き直るしかなくなってしまう。



15分、と決めてスタートして、決まらない。


また次の15分もダメ。


その間に何度も話し合い、何度もしばしばからチャレンジされた。


「 お前はどうしたいんだ。 」


「 誰かに決めてほしいのか? 」


「 今、自分から行動していたのか? 」


などなど。。。。



決まらないと、何となく誰かが決めてくれるのを待ってしまう。


「 一体だれが決めるんだ?しばしばに決めてほしいのか? 」


子どもたちは首を横に振る。


かといって、自分から全員をまとめる方法が見つからない。


子どもたちは一様に途方に暮れた表情をする。





でも、これがいい。


答えなんかないときに、自分から答えを見つけていかなくてはならない、こういう瞬間がいい。


そしてどんな答えにも、正解も不正解もなく、そこにあるのは自分で決めたという責任を学ぶ。


また次の20分。


ついに、15分58秒で、決まった!!


暑い日差しの中、子どもたちはよく頑張りました。


各チームのイントラを決め、チーム名を決めた。


「 動物の名前 」


そう言って決まったチーム名がこれ。


うしかしか


未確認生物こっしー


草むしりワニゴリラ


子どもたちの想像力は本当にユニークだ。


昼食の後は、森の中を歩く。


木漏れ日が木道に射し、そんな優しい光の中を子どもたちは歩く。


自然と気持ちは自分と向き合い始める。


森の奥深く、自然の蕗の畑がある。


コロポックルの家でもある大きな葉を広げ、それは見事な風景を創り出している。


約1時間、森の中を歩き、いよいよヌプカに向かう。



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