自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

リートレ2日目-②

2010-08-10 07:11:07 | グロースキャンプ
マウンテンバイクの休憩所での出来事。

「バイクをクルマに乗せて、中央公園まで行くか?」

ボクのその言葉に、たけが、不満そうです。
いつもの、口を尖らせたままうつむく姿勢・・・。


4人の気持ちも特に一つになっている様子はありません。

「たけ、このまま走りたい理由は?」

たけは、明らかにこのままもう少し走っていたかった。
ただそれだけだったはず。
気持ちのいい天気だし、何よりもバイクは本当に楽しいから。



でも、たけの口から出た言葉は・・・
「道をちゃんと確認しておいた方がいいと思うから」


たけは、いつもわかりやすい課題を提供してくれます。

「本当はどうしたい?」
「本当にしたいことは?」
しばしばのいつもの問いかけです。


ボクたちは、何だか些細な自分の気持ちをごまかしてしまう事が多いようです。


「もうちょっと乗りたい」
そんな言葉で十分なのに、不満で一杯の顔つきをして、うつむいてしまいます。

これがたけの十八番(おはこ)

「グループがひとつになっていないんだから、話し合ってどうしたいのか決めろ!」


しばしばの一喝で、また話し合いが始まります。

一度では決まらずに、2回の話し合い。

途中でカナが、たけにムッとしながら話をしています。

でも、次第に4人に笑顔が見え始めます。


ボクたちは、ビジョンに向かう時、当然のように対立が生まれ、その対立があらたな協調関係を作りだし、力を合わせることができるのです。


結局、バイクで行くことに・・・。


まぶしいほどの光を受けて、ほとんどクルマが通らない公道を走り抜けていきます。



キモチイイ。

ただこの一言。


4人は、お互いをケアして前後を常に意識しながら、まとまってゴールに向かいます。


小学生の頃、誰よりも早く、先頭を走りたかったダンやたけも・・・・。


中央公園は、真夏の太陽を照らしてボクたちを待っていてくれました。

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