自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

知っていることと生きていること

2014-03-22 05:49:48 | ボクのクラス
午前中比較的温かだった昨日の天気。


夕方には強い風と共に、グングンと気温が下がっていった。


寒がりのボクにとっては、もういい加減冬に引き下がってもらいたいところ。


でもこういった日常の中にこそ、生きている実感があるのだから、文句は言えない。


昨日の未来創造塾ゼミは(もう14回目になっていた)昨年に引き続いて「中村天風」。


今回は、「訓言」と言って、天風さんが残した言葉を講演録の中から拾って、参加者と話し合ってみた。


何時ものことだけれど、時間内には終えることはできなかったけれど、ボクとしては楽しい時間を過ごすことができる大事なクラス。


このゼミ自体が、ボク自身が興味のある事しかやらないので、なおさら自分が一番楽しい。


参加者のみなさんの満足度は、、、、、?


ともあれ、哲人天風が言うように、古今東西、似たような話しをするえらい方はたくさんいるけれども、大事なことはそれをいかに生きるのか、という事。


例えば、「今を生きる」なんていう言葉があっても、じゃあそれはどうやって生きることが正解なのかを考える。


あーでもないこーでもないと考えても、結局今を生きているのかどうかなんてわかりようがないことに気づく。


そして、こういった格好のいい言葉だけが知識として蓄積されてしまう。


「知っている」けれど、それを「生きて」はいない、という事になるのです。


禅に「喫茶去」と言う言葉がある。


<きっさこ>、と読みます。


昔偉い坊さんのところに、教えを乞う修行僧がたくさん来た。


「仏法とは何か?」


「生きるとはどういう事か?」


知恵を授かろうとやってくるのですが、その偉い坊さんはただ、


「お茶を召し上がりなさい」


としか言わなかったらしい。


修業が進んだ者に対しても、まだ始めたばかりの者にも


「お茶を召しあがりなさい」と。


すると、だれもがみな



「あー、おいしい」とつぶやく。


偉い坊さんは、そんな姿を見て言うのです。


「それが仏法なんですよ」と。


つまり真実と言うものは、そういった何気ない日常の中にこそあるのであって、小難しい理屈の中にあるわけじゃないってこと。


気持のいい空の下で、精一杯伸びをして深呼吸。


そういった瞬間にこそ「生きている実感」があるのです。


連休の中日。


今日はおひさまが出て、比較的あたたかのようです。


深呼吸をして、「今生きている実感」を味わってみてはいかがでしょう。


あっ、でも花粉とPM2.5にはご注意を。


***次回のゼミは、5月6日の「エニアグラム」です。


テーマは「各タイプの進化した精神の姿」です。

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