もう4年も前に書いたブログですが、今日がクリスマスイブで、ボクがダイスキな本のことなので、もう一度紹介させてもらいます
『クリスマスラブ・7つの物語』という本があります。
この本は、『自分らしさを愛せますか』という名著を書いた、レオ・バスカリアの本です。
表紙には、レオ・ブスカーリアと書いてありますが、同じ人です。
アメリカのどこかの大学で、20年ほど前に、「愛」をテーマにした講座を持ち、「ミスターHUG」と呼ばれるほどに、あたたかいHUGをしてもらうために長蛇の列ができるという話を聞いたことがあります。
この『自分らしさを愛せますか』の内容は、また別の機会に譲るとして、この『クリスマスラブ・7つの物語』について少し。
この本の中には、おそらく、著者がユダヤ教のしきたりにおける、子供のころのクリスマス体験をつづったのだと感じさせる物語です。
その本の7つの物語の中の一つに『ママのラビオリ』という物語があります。
このお話が、ボクは大好きです。
ある少年が、図書館でクリスマスに読み聞かせをしてもらいます。
いつも読み聞かせをしてくれる、その女性の先生にって、ママがお手製のラビオリを先生に届けるように伝えます。
少年は、なんだか、そのラビオリを先生に持っていくのが恥ずかしい。
いつも家で食べているものなんか、と言う恥ずかしいなっていう気持ち、なんだかわかるような気がします。
彼は途中で何度も捨ててしまおうかと思うのですが、しぶしぶ持っていきます。
お話は、そんなところから話が始まります。
その日、先生が読んでくれたお話は、「4人目の賢人」のお話。
キリストが生誕する際に、東の国で3つ星を見つけ、3人の賢人がイエスが生まれる厩に向かうことは知られていますね。
この3人の賢人の話、実は、もう一人別の賢人がいたということなのです。
この4人目の賢人は、3つ星を見つけてすぐさまイエスの元へ向かいます。
でも、その向かう途中で、身売りされそうな女性を救ったり、貧しいものに施しをしているうちに、イエスに献上しようとしていたすべての貢物を失ってしまいます。
イエスの誕生にも間に合わないだけでなく、ついには、石壁の下敷きになって命を失ってしまうのです。
この4人目の賢人は、何もできなかったことを恥じ、イエスの元にまっすぐに向かわなかった自分の行いを、死に際にとても悔やみます。
そこに、イエスが現われ、この4人目の賢人に伝えます。
「あなたは、私がすることのすべてをしてくれました・・・」と。
4人目の賢人は、全てを許された気持ちで召されていきます。
少年は、先生の読み聞かせが終わり、帰宅しようとします。
すると、先生が少年に「ラビオリは大好きなの、ありがとう」と伝えます。
この少年の心に、素敵なともしびがともります。
ボクたちのする事のすべてが、神の意志であることであればいい。
そんな一日を、せめて今日だけでもそんな過ごし方をしていきたいと思うのです。
なんだか素敵なお話で、ボクの好きな物語です。
『クリスマスラブ・7つの物語』という本があります。
この本は、『自分らしさを愛せますか』という名著を書いた、レオ・バスカリアの本です。
表紙には、レオ・ブスカーリアと書いてありますが、同じ人です。
アメリカのどこかの大学で、20年ほど前に、「愛」をテーマにした講座を持ち、「ミスターHUG」と呼ばれるほどに、あたたかいHUGをしてもらうために長蛇の列ができるという話を聞いたことがあります。
この『自分らしさを愛せますか』の内容は、また別の機会に譲るとして、この『クリスマスラブ・7つの物語』について少し。
この本の中には、おそらく、著者がユダヤ教のしきたりにおける、子供のころのクリスマス体験をつづったのだと感じさせる物語です。
その本の7つの物語の中の一つに『ママのラビオリ』という物語があります。
このお話が、ボクは大好きです。
ある少年が、図書館でクリスマスに読み聞かせをしてもらいます。
いつも読み聞かせをしてくれる、その女性の先生にって、ママがお手製のラビオリを先生に届けるように伝えます。
少年は、なんだか、そのラビオリを先生に持っていくのが恥ずかしい。
いつも家で食べているものなんか、と言う恥ずかしいなっていう気持ち、なんだかわかるような気がします。
彼は途中で何度も捨ててしまおうかと思うのですが、しぶしぶ持っていきます。
お話は、そんなところから話が始まります。
その日、先生が読んでくれたお話は、「4人目の賢人」のお話。
キリストが生誕する際に、東の国で3つ星を見つけ、3人の賢人がイエスが生まれる厩に向かうことは知られていますね。
この3人の賢人の話、実は、もう一人別の賢人がいたということなのです。
この4人目の賢人は、3つ星を見つけてすぐさまイエスの元へ向かいます。
でも、その向かう途中で、身売りされそうな女性を救ったり、貧しいものに施しをしているうちに、イエスに献上しようとしていたすべての貢物を失ってしまいます。
イエスの誕生にも間に合わないだけでなく、ついには、石壁の下敷きになって命を失ってしまうのです。
この4人目の賢人は、何もできなかったことを恥じ、イエスの元にまっすぐに向かわなかった自分の行いを、死に際にとても悔やみます。
そこに、イエスが現われ、この4人目の賢人に伝えます。
「あなたは、私がすることのすべてをしてくれました・・・」と。
4人目の賢人は、全てを許された気持ちで召されていきます。
少年は、先生の読み聞かせが終わり、帰宅しようとします。
すると、先生が少年に「ラビオリは大好きなの、ありがとう」と伝えます。
この少年の心に、素敵なともしびがともります。
ボクたちのする事のすべてが、神の意志であることであればいい。
そんな一日を、せめて今日だけでもそんな過ごし方をしていきたいと思うのです。
なんだか素敵なお話で、ボクの好きな物語です。
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