毎日寒いですねぇ・・・。
朝早く、ジムに向かってチャリを走らせていると、ナミダやらハナミズやらがあふれ出してきます。
目黒川沿いを走るのですが、この冬空の下、透明ビニール傘5本と、ダンボールと新聞紙だけで、寝ているホームレスがいるんですよ。
通るたびに、思わず生存を確かめてしまうほどですが、大丈夫、元気なようです。
ボクが住んでいるマンションのまん前にある、高速道路の高架下にも、ひとりオスマイになっていますが、彼はマットレスや布団、おまけに竹ぼうきなどもあって快適そうですから、あまり心配はしていません。
しかし、頼もしい限りです。
ファンタジーを読んでいると、真冬の行軍や洞窟での生活などが描かれているのですが、どうにも想像がつきません。
雪深い中で、それがどれほど、厳しいものなのか・・・おそらく想像を絶するのでしょうね。
軟弱なボクなんか、まったくダメでしょう。
なんせ、体温が37度あったら、もうすっかり具合が悪くなってしまうほどですから。
柴ゼミ
ボクは大学には通ったものの、「ゼミ」というゼミを受講したことがありませんでした。
ただ、「大学」に在籍していただけで、本当にノンポリだったボクは、最低の単位の取得だけでまともに勉強した記憶がないのです。
お陰で就職活動も悲惨を極めました。
全くもったいない話なのですが、今となっては取り返しがつきません。
そんなボクなのに、おとぎ話の講座の卒業生たちの要望で、「ゼミ」を開催する事になってしまいました。
以前から、おとぎ話の講座が、少人数のせいもあって、「ゼミっぽいね」といわれていたのですが、なにせボク自身が「ゼミなるもの」を知らないので、延び延びしていました。
そしてついに、せっちゃんの執拗な?・・・いやいや、熱い熱い要望を受けて、その1回目が、先日2月11日に開催となったのです。
どうせやるなら・・・と、密かにプランしていたのは、アーシュラ・ル・グウィンの『影との戦い~ゲド戦記』。
このハイ・ファンタジー作品を題材に、「大賢人ゲドから学ぶ人生の知恵」というテーマで開催したんです。

この作品は、3代ファンタジーの一つとして有名な作品です。
トールキンの『指輪ものがたり』、ルイスの『ナルニア国物語』、そしてこの『ゲド戦記』
ゲド戦記は、魔法使いが主人公のお話ですが、登場人物の生きかたや、作中の登場人物同士の会話のやり取りから、ものすごくたくさんの智恵を学ぶことができます。
それはまるで、禅問答。
意味深く、何度も読み直したくなるやり取りが続くのです。
●本文より
「師匠、修行はいつになったら始まるだね?」
「もう始まっておるわ」オジオンは答えた。
沈黙が流れた。ゲドは言いたいのを必死でこらえていた。が、とうとう我慢できなくなった。
「だけど、おれはまだなんにも教わってねえ。」
「それはわしが教えておるものが、まだ、そなたにわからないだけのことよ」
「・・・待つのだ。生きるということはじっと辛抱することだ。辛抱に辛抱を重ねて人は初めてものに通じることができる。・・・・」
「人は自分の行きつくところをできるものなら知りたいと思う。だが、一度は振り返り、向きなおって、源までさかのぼり、そこを自分の中にとりこまなくては、人は自分の行きつくところを知ることはできんのじゃ。」
まさに、教育分析の世界ですね。
初めての「ゼミ」はどうやら高評だったようです。
「大学のゼミよりも、ゼミっぽい」
こんな感想もあったようですが・・・これって褒め言葉?
多分今年は、あと3回ゼミを開催すると思います・・・・たぶん。
次回はゴールデンウィークあたりに・・・
朝早く、ジムに向かってチャリを走らせていると、ナミダやらハナミズやらがあふれ出してきます。
目黒川沿いを走るのですが、この冬空の下、透明ビニール傘5本と、ダンボールと新聞紙だけで、寝ているホームレスがいるんですよ。
通るたびに、思わず生存を確かめてしまうほどですが、大丈夫、元気なようです。
ボクが住んでいるマンションのまん前にある、高速道路の高架下にも、ひとりオスマイになっていますが、彼はマットレスや布団、おまけに竹ぼうきなどもあって快適そうですから、あまり心配はしていません。
しかし、頼もしい限りです。
ファンタジーを読んでいると、真冬の行軍や洞窟での生活などが描かれているのですが、どうにも想像がつきません。
雪深い中で、それがどれほど、厳しいものなのか・・・おそらく想像を絶するのでしょうね。
軟弱なボクなんか、まったくダメでしょう。
なんせ、体温が37度あったら、もうすっかり具合が悪くなってしまうほどですから。
柴ゼミ
ボクは大学には通ったものの、「ゼミ」というゼミを受講したことがありませんでした。
ただ、「大学」に在籍していただけで、本当にノンポリだったボクは、最低の単位の取得だけでまともに勉強した記憶がないのです。
お陰で就職活動も悲惨を極めました。
全くもったいない話なのですが、今となっては取り返しがつきません。
そんなボクなのに、おとぎ話の講座の卒業生たちの要望で、「ゼミ」を開催する事になってしまいました。
以前から、おとぎ話の講座が、少人数のせいもあって、「ゼミっぽいね」といわれていたのですが、なにせボク自身が「ゼミなるもの」を知らないので、延び延びしていました。
そしてついに、せっちゃんの執拗な?・・・いやいや、熱い熱い要望を受けて、その1回目が、先日2月11日に開催となったのです。
どうせやるなら・・・と、密かにプランしていたのは、アーシュラ・ル・グウィンの『影との戦い~ゲド戦記』。
このハイ・ファンタジー作品を題材に、「大賢人ゲドから学ぶ人生の知恵」というテーマで開催したんです。

この作品は、3代ファンタジーの一つとして有名な作品です。
トールキンの『指輪ものがたり』、ルイスの『ナルニア国物語』、そしてこの『ゲド戦記』
ゲド戦記は、魔法使いが主人公のお話ですが、登場人物の生きかたや、作中の登場人物同士の会話のやり取りから、ものすごくたくさんの智恵を学ぶことができます。
それはまるで、禅問答。
意味深く、何度も読み直したくなるやり取りが続くのです。
●本文より
「師匠、修行はいつになったら始まるだね?」
「もう始まっておるわ」オジオンは答えた。
沈黙が流れた。ゲドは言いたいのを必死でこらえていた。が、とうとう我慢できなくなった。
「だけど、おれはまだなんにも教わってねえ。」
「それはわしが教えておるものが、まだ、そなたにわからないだけのことよ」
「・・・待つのだ。生きるということはじっと辛抱することだ。辛抱に辛抱を重ねて人は初めてものに通じることができる。・・・・」
「人は自分の行きつくところをできるものなら知りたいと思う。だが、一度は振り返り、向きなおって、源までさかのぼり、そこを自分の中にとりこまなくては、人は自分の行きつくところを知ることはできんのじゃ。」
まさに、教育分析の世界ですね。
初めての「ゼミ」はどうやら高評だったようです。
「大学のゼミよりも、ゼミっぽい」
こんな感想もあったようですが・・・これって褒め言葉?
多分今年は、あと3回ゼミを開催すると思います・・・・たぶん。
次回はゴールデンウィークあたりに・・・
鞭打っても・・・いいから、読んでみてください。
ボクは、もう何回読んだだろう・・・。
本当に、文中の会話から学ぶ事が多いのです。
そして、そのうち是非とも、ゼミにいらしてくださいね。
でも、読んで理解するには、眉間にシワガ寄りそう。
でも、はまっちゃいそう~。
「老眼に鞭打って、読んでみようかな~・・・・。」って、気持ちになりました。
それでは、また・・・。