自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『鏡の国のアリス』 ルイス・キャロル

2010-10-01 07:57:56 | ファンタジー
10月になりましたね。

今日は全国的に晴れるようです。


ボクが小学5年生の時に、東京オリンピックがありました。


参宮橋に住んでいたボクは、最終日のマラソンを見に行ったのを覚えています。
山手通りと甲州街道の交差点に行ってみると、小旗を振っている人の山。



ボクも配られた小旗を振って、アベベが真っ白なシューズを履いてあっという間に通り抜けていくのを見ていました。


東京オリンピックの開会式は、10月10日。


秋に開催していたんですね。


運動会も最近は5月に行われる学校が多いようですが、ボクの子どもの頃は秋が当たり前でした。



『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル


「ふしぎの国のアリス」の中の運動会はおかしな競争でした。
全体に、夢の中の不思議なお話・・・・でしたが、この『鏡の国のアリス』は難解でした。


一つ一つの突拍子もない物語は、面白くこの発想をする作家のイマジネーションとそれを文学にしてしまう表現力のすごさに驚きます。


難解な理由は、チェスを知らないこと。

チェスも「将棋のようなもの」という程度の理解はありますが、チェスにたとえたユーモア等は到底理解不能。



海外の文学を読んでいて、その面白さを十分に味わえない理由の一つにその国の文化を理解できていないこと。



でも、やっぱりアリスの物語はおかしいし面白い。


馬に乗っている、と言うよりも乗るたびに頭から落ちる白の騎士(ナイト)とアリスのやり取りとその様子が一番面白かった。


落ちるために馬に乗っているかのようなこのナイトは、馬に乗ることの意味を突き付けてくるかのようです。


陰陽の世界を別々ではなく、その事象そのもののとらえ方に陰の世界を見出しているかのよう。


つまらない分析はやめて、スタンダードを読む楽しさはまだ続きます。


次は、何にしようか・・・。






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