自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

グロース日記3日目その6

2012-09-01 04:46:09 | グロースキャンプ
この日のしばしばは、トラックの運転です。


一番最後のグループの後ろについて、安全を確保します。



最初の5キロは急坂を下ります。






毎年、この坂の途中で、先にスタートしたチームがストップしています。


低学年が、坂の恐怖で立ち止まってしまうからです。



ところが、今回の3チームは、見事にクリア。



悪天候の中のせいか、超スローぺースではありましたが、順調に進んでいます。







さて、トッラクの運転ですが、ギアをセカンドにして、ノロノロと走るわけですが、これが次第に眠くなるんです。



なんども、水を飲んだり、ガムをかんだりと眠気を吹き飛ばしながらの走行でした。


11:50


第一休憩ポイントに到着です。






しんがりのグループは、先の2グループからかなり遅れての到着でした。



ここで、また一つしばしばチャレンジ。



最後のグループは、2年生のコウタがいるせいもあって、時折停まりながらも、みんなでまとまって走ってきました。


休憩ポイントでは、みんな笑顔でここまでやってきた満足感でいっぱいです。



「コウタ、ここまで乗ってきて、MTBの体験はどうだった?」


すると、コウタは・・・


「フツウ」



ボクは、このことも見逃しません。



「フツウ」ってどういうことだと思いますか?


牧場の間を抜け、一直線の道や小麦畑の間を気持ちよく走り抜けてきました。






上り坂は、フーフー言いながら足をつけずにチャレンジしたり、みんなで声を掛け合ったり・・・・


「フツウ」であるはずはないのですが、コウタの口からそういう表現が出てきます。



コウタを離れた場所に連れて行って、話を聴くことにしました。






「坂道はどうだった?」


「平気だった」


「怖くはなかったのか?」


「うん」


「走っているとき、なんか匂いはしたか?」


「わかんない」


「走ってると風がきもちよかっただろ?」


「うん」


「景色は見たか?」


「うん」


「これから、まだしばらく走るぞ。しっかり走れよ、コウタ」


「うん」





大した会話ではありませんが、コウタはボクに呼びつけられて、何かしらを感じているようでした。



そして、この会話の中に「フツウ」ではなかった体験がちゃんと表現されていました。



コウタなりのチャレンジと冒険を体験しているようです。



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