自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

グロース日記3日目その7

2012-09-02 07:24:22 | グロースキャンプ
さて、休憩ポイントの後は、比較的平たんな道が続きます。


でも、ここで注意しなければならないのが、小麦を運ぶ大型トラック。


これはかなり巨大です。





ひと昔前ですが、オヤジたちが地元の方々に


「なに危ないことやらせてんだぁ!」と、どなられたこともあったようです。


確かに、公道をMTBで走っているのです。


それも、小さい子供たちばかり。


危険であることは当然です。


だからこそ、ボクたちスタッフは、かなり必死の思いで声を出しながら子供たちと並走するのです。



今では、毎年のことですし、オヤジたちへの信頼も高いせいか、そんな非難の声もなくなりました。


もう一つの注意。


約3キロ続く、大変な砂利道があります。





この砂利道では、ハンドルがとられてしまい、転倒することもよくあります。


特に力のない低学年には、かなりきつい道。


ここを超えればゴールは目と鼻の先。


最後の難関です。



しばらく行くと、一つのチームが砂利道で止まっています。





最後尾のチームが追い越していきます。


トラックは、常に最後尾につけますから、しんがりのチームが入れ替わります。


止まっているのは、どうやらザ・ネイチャー・ポテイトー。


ここには、1年生のリョウがいます。


リョウは、1年生ではあるけれど、食事の時の「嫌いなものチャレンジ」も、なんてことなくやってのけます。


いや、嫌いなものがないので、チャレンジしようがないのです。


野菜、特にトマトが嫌いな子供たちが多く、毎食ごとに誰かがチャレンジします。


「これから○○が、トマトチャレンジしまーす」


こんな声がかかると、全員がその子に注目。


そして、口に入れるまでの苦渋に満ちた顔や、ほおばった時の様子に、一喜一憂します。


リョウは、チャレンジするものがないので、仕方なしに、


「納豆にチャレンジしまーす」と言って、別に嫌いなわけじゃないのに、勝手にチャレンジしたつもりを楽しんでいるほどでした。


MTBも、やる気満々で、すぐにやることを決めました。


そのリョウが、グループ全員に囲まれています。


よく見ると、泣いているようです。






後から聞いた話ですが、リョウはこの砂利道で20回以上も転倒し、歯を食いしばって乗り続けたのですが、ついに我慢しきれなくなってしまったようでした。


それでも、仲間たちの励ましや、リョウ自身のガッツで再開し、ついにはゴールまでやり遂げたのです。


この間の、リョウの心はぐいぐいと成長していったはずです。


自分の力、仲間たちのサポート、やり遂げようとする精神、そしてゴールした時の達成感や充実感。


リョウの心が目に見えるような気がします。


1年生、よくやった!


13:30


全員がやり遂げました。





公園の芝生の上で、この日は仕出しの弁当。



みんなで食べるお弁当は、どんな弁当でもおいしいものです。


楽しい休憩時間でしたが、このお昼休みに、またまたひとつ事件が・・・

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