自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2015グロース日記 「 熱気球の前のおにごっこ 」

2015-08-28 07:47:13 | グロースキャンプ
山下のオヤジは、日本の熱気球のパイロットの中でも、かなりの古株。


日本中に、彼の弟子がいる。


日本で初めて熱気球の競技大会が行われたのが、この上士幌。


そして、山下のオヤジの初フライトが1980年【昭和55年】


そんな大ベテランに、グロースは支えられている。


16:45
 

風が来ない。


オヤジは、「 少し風待つぞ 」


「 6時ぐらいには来るから 」


帯広畜産大学の、熱気球部の皆さんの協力で、毎年体験をさせてもらっている。


今回は全員女性。


山下さんの厳しい指導の下、大会にも出場する。


この約1時間余りの空いた時間が、オソロシイ。


そう、昨年に引き続き、オニゴッコだ。


広い広い滑走路わきの芝生で、走る走る走る、ハシラサレル!!。


つい夢中になってしまうけど、自分が60を過ぎたおっさんであることは、すぐに体が理解する。


それでも、走れなくなって倒れこむ芝生の気持ちよさ。


息が上がる。


子どもたちが群がってくる


息は苦しいけれど、なんだか楽しい。


こんなこと、60過ぎてからはなかなかできない体験だ。


散々遊んで、18:00。


山下のオヤジからGOサインが出た。


「 ほらな、風、来ただろ? 」


オヤジの言う通り。


熱気球の準備が始まる。


オヤジは、その手伝いもさせてくれる。


気球を引っ張り出し、広げる。


巨大な扇風機で空気を入れて膨らませる。


オヤジがラストイヤーの4人を呼ぶ。


「 靴脱いで、中、入れ 」


「 えーっ!! 」


興奮した4人。


子どもみたいに ( 子どもなんですけどね ) 、中ではしゃぎまわっている。





そんな様子を見ているだけで、ボクも笑顔になってしまう。


十分に膨らんだ後に、かごを起こし、順番に乗り込んでいく


そして、いよいよラストイヤーの番。


山下さんは、それまで操縦を任せていた大学生を下し、自分が乗り込む。


KNN、YKK、KIR、MRAがそれに続く。


「 トラックよせろー 」


3点でつないでいる引き綱をより長くして、高く上げるために、トラックを近づけさせる。


ガズバーナーのゴーッと言う音と共に、上昇していく。


地上では、KTHとTICが、子どもたちとハート型を作ってすわっている。


上昇した、気球から歓声が聞こえる。


後から聞いたところ、ラストイヤーの4人は泣いていたらしい。


しばらくぽっかりと空に浮かんでいたバルーンは、次第に降りてくる。


地上に降りた途端に、ラストイヤーの4人が駆け下りてきた。


そして、TICのもとへ。


リートレを一緒にやった、仲間として、一緒に熱気球に乗りたかったらしい。


TICを拉致?して再度バルーンへ。


4人は事前に山下のオヤジにお願いをしていた。


二つ返事で引き受けたオヤジの心の広さに感激する。


5人は、一緒に夕暮れの空へ。


何だか、青春してるなぁ。


さて、山に戻ったら、夕食。


そして2日目のプログラムも無事終了。


翌日の満月を待つまでもなく、高原に浮かぶ月がとても美しい。


こんなにスムースに進んでいいんだろうか。


でも、そこはグロースセミナー。


ちゃんと、翌日には驚きの展開を用意してくれていたのです。




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