自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

被災地からのメール

2011-11-17 07:36:19 | 被災地へのアートセラピーによる支援
昨日の続きです。


ボクを見つけて下さったのは、四街道市の教育委員会のTさん。



何人かの候補がいたそうですが、私を選び出してくれたのだそうです。



Tさんから、ノリチャンに報告があって、公式には当日は917名の入場者だったそうです。(スゴイ!)


クエストの卒業生のHさんも、楽屋まで挨拶に来てくれました。


四街道市のお歴々に囲まれて緊張気味の所に、知った顔が見えるのは、ホッとしました。


Hちゃん、ありがとう。


さて、そのHさんが、メールをくれました。


ボクが最後に読んだ、被災地のAさんからのメールに感動したとの事。


出来るだけたくさんの人に伝えたいので、このブログにも掲載させて頂きます。


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私達が避難生活を始めもうすでに8ヶ月が過ぎました。

子供達も、今は落ち着いてる様に見えますが、本当のところはどうなのか分かりません。


避難しはじめた頃は笑顔もなく、笑っていても心からの笑顔ではありませんでした。


避難先も計10ヶ所変わりながら、私達も初めは子供と同じでした。

でも親として子供の前だけでも笑顔だけは心からの笑顔でいなきゃと・・・・。


私達には子供4人います。

中3の長女、小5小1の二女三女、そして長男2歳。


避難先で体調を崩しこの一番小さな2歳の唯一の長男が入院してしまいました。


熱性痙攣からの意識不明です。


一緒に避難していた、私たちの親に子どもたちを預け、私は2歳の子供に付きっきりでした。


後の三人は親に頼んで、避難先での役割分担として、配膳やら掃除などをお願い出来ました。


入院生活も一週間でやっと退院。


ほっと一息と思いきや、いつになったら地元に帰れるのか不安の中、今度は子供達の学校の問題にさしかかりました。


受験生である長女。

避難する前は休まず、徒歩で学校に登校していたのに、震災後は全く行けなくなってしまいました。

これには私達もどう対応していいのか悩みました。


そんな時、この子ども未来研究所の人達に出会いました。


子供達はすぐに心を開いて仲良くなって、あだ名で呼び合う仲に・・・・・でも正直あたしは心を閉ざしたままでした。


初めは子ども未来の人が来ても、子供だけを遊びに行かせてお任せって感じでいました。


次第に、子供達も部屋に帰って来ると今日はNPO(サブ)と探索に行って牛を見て来たよ!とか、今日は体育館でドッチボールやった!など満面の笑顔で話をする子供の姿を何度も見るようになりました。


聞いてるあたしまで笑える様に。


そんな中

「切り絵教室など、大人向けに色々な計画をたてて開いてくれるから一度来てみない」

と誘われ、正直、ものは試しって気持ちで2歳の長男を連れて行ってみる事に・・・・。


切り絵を始めて、何かに夢中になってる時は震災なんて頭にないくらいワイワイと楽しく過ごせてる自分がいる!


子供が笑顔になる気もわかる。


回数を重ねて参加して行くうちにNPO(サブ)達に子供らが、安心して信用して心から笑って気持ちを開いているのに、親が閉ざしていては前には進めないと思いました。


子供達が学校に行ってる間や、旦那が仕事を探しに行ってる間にしかなかなか参加出来ませんでしたが、子供達には色々な体験をさせて頂いたと思います。


他人への優しさや、やってはいけない事のけじめをつける。


ここでは話しきれない書ききれない程。


1人では何も出来ないけどみんながいれば出来ない事も一丸となって出来るはず!


この先もきっと家族との絆も深まって行けそうです。


この震災を間近に受けてあたしは人の有り難みが痛い程分かりました。


感謝しきれません。


今はみんなバラバラに仮設住宅にいる仲間や借り上げ住宅にいる仲間。


これで縁が切れる訳ではなくここからが始まりだと!


そしてこの先もNPOの方々との繋がりを大切にして行きたいと思います。



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