自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

最近読んだ本は・・・・

2006-10-24 18:36:01 | 児童文学
最近アップしてませんでした。

その間に、ずいぶん本を読みまくりました。

薦められるままに、『羊をめぐる冒険』村上春樹

彼の作品は、河合隼雄先生も認めるファンタジー。
読んでいるうちに、頭の中が「裏返ってしまう」様な感覚を覚えることが多いな。
羊の「着ぐるみ・・・?」が登場したときには、だいぶ動揺してしまいました。

だって、着ぐるみだよ???

もちろん、彼独特の世界観が広がり、作品としてはとても楽しめたんですけどね。

いしいしんじの『麦踏みクーツェ』を読んだ後に、村上春樹の『海辺のカフカ』を読むと、不思議な共時性に驚きます。
この順番で読んだことで、ボクの頭脳の領域はまた強引に広げられてしまいました。

大人向けの本が続いたので、子ども向けの本を以上に読みたくなって読んだのが、ロアルド・ダールの『魔法のゆび』と、『ことっとスタート』

ロアルド・ダールは最近映画化された『チョコレート工場の秘密』の原作者です。

『魔法のゆび』は、「わたし(女の子8才)」が、隣のグレッグ親子に魔法をかけてしまう物語。短編です。

グッレグ親子がハンティングに出かけるたびに、「わたし」は鳥たちがかわいそうで仕方ないのです。
そしてある日ついに、わたしはかっとなって「魔法のゆび」を使ってしまうのです。

かもを狩に出かけたグレッグさんたちは、その魔法のお陰で、その狩ろうとしていたかもになってしまうのです。
そしてそのかもたちが、グレッグさんのおうちで生活しはじめてしまいます。
グレッグさんたちは、木の上に巣を作って・・・・・

どうやって、魔法がとけるのかって?・・・それは読んでみてください。

楽しい物語です。

『ことっとスタート』は、ホッピーさんという内気なおじさんが、下の階に住むシルバー婦人に恋をするお話。
そのシルバーさんは、ベランダで、亀を飼っていて、その亀をこよなく愛しているんです。ベランダからその様子を見ているホッピーさんは、なんとかシルバー夫人と挨拶以外のお話をしたいと思って、あれこれと考えをめぐらせます。

そのかめを使って、めぐらせるとんでもないアイディアが笑えます。


今まで読んだロアルド・ダール作品の中でボクが大好きなのは、『ぼくらは世界一の名コンビ』

車の修理工場を兼ねた給油所が仕事場の「父さん」と、その隣の箱馬車の中で生活している息子のダニィ少年。

父さんにはダニィに隠している秘密があって、夜中にそっと箱馬車を抜け出して、どこかに出かけます。

ある晩、ダニィはそれに気づき、そっと車を運転してあとをつけます。
子どもなのに、見よう見まねで運転してしまうところがすごい。

父さんの秘密は、町を上げて全員が誇らしく思っている秘密。
えらぶっている町一番の金持ちビクター・ヘイズル氏を、困らせる最高のプラン。

一度目は、父さんはヘイズルのわなにかかってしまうけど、ダニィがなんとか助け出します。

そして、ダニィのアイディアで奇跡が起きる。

父と息子のテーマは、ボクが個人的に感情移入してしまうせいか、とてもわくわく読ませてもらえました。

『おばけももの冒険』は、もちろん大好き。
ホリスを受講した人なら・・・・知ってますよね。



実は、明日から3日間だけ、休暇をとります。
久しぶりに、一人旅に出かけて、じっくり本を読んでこようと思ってます。

今読んでいるのは、『ハウルの動く城』の原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品です。

行き先は・・・・海です。

行ってまいりマース。


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