自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

青い空・・・のはずが・・・・

2006-10-25 23:36:38 | JIPATT
一人旅は、全てが自分の時間として使えるのが好きなところです。

飛行機に乗って、那覇に来ました。

思ったほどに暑くはなく、南国の暑い日ざしを期待していたボクにとっては少し残念でした。

毎年、この時期に、ボクは、石垣島に行きダイビングをしていましたが、今回は、なんとなく「那覇」です。

沖縄本島は、初めてでした。

空港でレンタカーを借り、羽田で買ったガイドブックを眺め、ぶらっと首里城を見に行ってきました。

下調べもなく、今まで何度となく映像で見た、朱色の門を見に行こう・・・といった軽い気持ちでした。

ボクは、沖縄を何も知らなかった。

この王国の歴史も、中国や、日本、そしてアメリカという、常に外国との関係性の中で揺れ動いている歴史を何も知らなかった。

今だって、何かを「知った」わけではないけれども、王国という、日本にはなかった文化を持つ歴史に、とても興味が湧いたのです。


一人だったせいか、かなりゆっくりと見てきました。

はるか昔、沖縄の王国に新しい王が生まれると、中国から使者が来て、王の任命をしていた。
その際に、下庭と呼ばれる広場に何百人もの人々が座し、その儀式を見守っていた・・・・

そしてまさにその場所に、ボクが立っている・・・・

NOW & HERE ・・・・今ここ

500年以上の時の流れは過ぎたものの、今ここに「それは存在している」感覚です。

今、読んでいる『9年目の魔法』ダイアナ・ウィン・ジョーンズに、こんな一節を見つけました。

NOW HERE は 同時に NOWHERE  どこでもない場所 でもあるのです。

時間を越え、場所を越えたところで、何かがつながっている。


久しぶりに会った沖縄の卒業生「さきちゃん」
(とても元気でしたが、仕事で左手の中指の先を4分の一落としてしまいました・・・と笑ってました)
笑い事ではないのですが、「ようやく少し生えてきました。人間てすごいですよね」って・・・・
今の彼女の仕事は、木工の家具製作と、月一回の専門学校でのアートセラピー、そして障害者児童のアートワークボランティアだそうです。

彼女と食事をしながら、たまたまその王国の話をしたところ、なんと彼女の先祖は400年前に、石垣の川平地区の部族の首長だったとか。

首里の王に追従するか、独自の道を歩み続けるのかという石垣の各部族間の争いに巻き込まれなくなったとか。

400年の先祖をたどれる、沖縄の民に感動を覚えました。


明日は、美ら海水族館でも行こうかな。


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1 コメント

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 (yoko)
2006-10-30 20:38:44
NOWHEREという言葉は好きでした。

響きも音も意味も。

でもNOW、 HERE、という言葉達も好きでした。



そっか、

今それが自分の中で繋がったかんじ。
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