前のグループの実習がちょうど終わったところです。
休憩をしながら、ネイチャーゲームをします。
自然の音に耳を傾けるこの「音いくつ?」という実習をしているときの、子どもたちの様子を見ているのがダイスキです。
目を閉じて、周りの音に耳を傾けていると、鳥のさえずりが聞こえます。
ウグイスや、名前の知らない鳥、風が枝葉を揺らす音、遠くで聞こえるほかのチームの子どもたちの声・・・・・。
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この実習を初めてこの場所でやったとき。
ある子どもが、「○○君の息(隣に座っていた子ども)」
その答えを聞いた時の衝撃を今でも覚えています。
そう、よく耳を澄ましてみれば、自分の鼓動すら聞こえるのです。
いつも「聞いている」つもりでいて、大事な身近な「オト」を聞いていなかった自分に気付かされた瞬間でした。
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河合先生が、「心理療法家はクライアントによって育てられる」と、著作に書いていますが、先生や指導者にとっても全く同じです。
ボクは、どれほど子どもたちに育てられたか言葉では語りつくせません。
みすずのチームが実習しているうちに、次のチームが近くまで登ってきています。
「今実習中だから、しばらくチンモクしてくださーい」
しばしばが声をかけると「はーい」と返事が返ってきました。
やがて実習が終わり、出発です。
「登ってきていいよぉ」と、次のマリエのチームに声をかけました。
ガサゴソと登ってくる音が聞こえます。
ところが、何だかおかしなところから、いろんな声が聞こえます。
しばらくすると・・・・。
「しばしばぁ!道がわからない!」とイントラの孔明の叫び声。
迷子です。
山の中では、声がすぐそばに聞こえても、結構離れてることが多いのです。
おまけに、道を見失うと全く分からなくなってしまいます。
毎年、士幌町の係りの人が、ピンクのリボンを枝に結んで道案内にしてくれています。
今年も、ちゃんとピンクのリボンがいくつもあったのですが・・・・・。
途中で倒木がありました。
木の根っこをあらわにしています。
根っこを直接見ることなど普段はありません。
どうやらそれに見とれているうちに、道を見失ってしまったようです。
「もっと右へ移動しろぉ!」
「必ずリボンが見つかるから!」
がやがやと子どもたちの声に混ざってサポーターのピーやコウタロウの声も聞こえます。
何度登っていても、山道はわからなくなってしまいます。
ようやく、ピーの声が響きます。
「あったぁ、ピンクのリボンが見つかったぁ!」
でも、そのまましばらく静かになってしまいます。
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どうやら、斜面で立ち尽くしていて、その場所まで登り続けるか、今来た道を戻るかを話し合っていたようです。
こんなときでも、リーダーのマリエは、チームで話し合って決めています。
でも、マリエ・・・。
山で道に迷ったのは、これで3回目です。
もちろん、彼女が先頭で歩いていたわけではありませんが・・・・。
グウゼンナンデショウカ?
本人は結構落ち込んでいました。
何よりも、安全に道に戻れたのですから。
さて、結局、そのあとのグループが追い付いて、一緒に休憩と実習をしました。
ここからあと50分程度。
まだまだ山道は続きます。
特に、ここからしばらく岩場が続きます。
白雲残と隣り合った、岩石山の斜面です。
この場所と白雲山の頂上にはエゾナキウサギが棲息しています。
「この辺でナキウサギの鳴き声が聞こえるんだぞ」
「えー?どんな声なの?」
そう聞かれたとたんに
「チュウチュウ」(何とも文字にすると情けない鳴き声になってしまいます)
キコエマシタ
この天然記念物のエゾナキウサギがいるからこそ、然別湖に抜ける国道の計画が中止されました。
地元にとっては複雑な決定でしたが、自然を愛する人たちにとっての朗報だったことは間違いありません。
なんと、第1班は、山頂でこのエゾナキウサギを見たのです!!
貴重な体験です。
休憩をしながら、ネイチャーゲームをします。
自然の音に耳を傾けるこの「音いくつ?」という実習をしているときの、子どもたちの様子を見ているのがダイスキです。
目を閉じて、周りの音に耳を傾けていると、鳥のさえずりが聞こえます。
ウグイスや、名前の知らない鳥、風が枝葉を揺らす音、遠くで聞こえるほかのチームの子どもたちの声・・・・・。
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この実習を初めてこの場所でやったとき。
ある子どもが、「○○君の息(隣に座っていた子ども)」
その答えを聞いた時の衝撃を今でも覚えています。
そう、よく耳を澄ましてみれば、自分の鼓動すら聞こえるのです。
いつも「聞いている」つもりでいて、大事な身近な「オト」を聞いていなかった自分に気付かされた瞬間でした。
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河合先生が、「心理療法家はクライアントによって育てられる」と、著作に書いていますが、先生や指導者にとっても全く同じです。
ボクは、どれほど子どもたちに育てられたか言葉では語りつくせません。
みすずのチームが実習しているうちに、次のチームが近くまで登ってきています。
「今実習中だから、しばらくチンモクしてくださーい」
しばしばが声をかけると「はーい」と返事が返ってきました。
やがて実習が終わり、出発です。
「登ってきていいよぉ」と、次のマリエのチームに声をかけました。
ガサゴソと登ってくる音が聞こえます。
ところが、何だかおかしなところから、いろんな声が聞こえます。
しばらくすると・・・・。
「しばしばぁ!道がわからない!」とイントラの孔明の叫び声。
迷子です。
山の中では、声がすぐそばに聞こえても、結構離れてることが多いのです。
おまけに、道を見失うと全く分からなくなってしまいます。
毎年、士幌町の係りの人が、ピンクのリボンを枝に結んで道案内にしてくれています。
今年も、ちゃんとピンクのリボンがいくつもあったのですが・・・・・。
途中で倒木がありました。
木の根っこをあらわにしています。
根っこを直接見ることなど普段はありません。
どうやらそれに見とれているうちに、道を見失ってしまったようです。
「もっと右へ移動しろぉ!」
「必ずリボンが見つかるから!」
がやがやと子どもたちの声に混ざってサポーターのピーやコウタロウの声も聞こえます。
何度登っていても、山道はわからなくなってしまいます。
ようやく、ピーの声が響きます。
「あったぁ、ピンクのリボンが見つかったぁ!」
でも、そのまましばらく静かになってしまいます。
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どうやら、斜面で立ち尽くしていて、その場所まで登り続けるか、今来た道を戻るかを話し合っていたようです。
こんなときでも、リーダーのマリエは、チームで話し合って決めています。
でも、マリエ・・・。
山で道に迷ったのは、これで3回目です。
もちろん、彼女が先頭で歩いていたわけではありませんが・・・・。
グウゼンナンデショウカ?
本人は結構落ち込んでいました。
何よりも、安全に道に戻れたのですから。
さて、結局、そのあとのグループが追い付いて、一緒に休憩と実習をしました。
ここからあと50分程度。
まだまだ山道は続きます。
特に、ここからしばらく岩場が続きます。
白雲残と隣り合った、岩石山の斜面です。
この場所と白雲山の頂上にはエゾナキウサギが棲息しています。
「この辺でナキウサギの鳴き声が聞こえるんだぞ」
「えー?どんな声なの?」
そう聞かれたとたんに
「チュウチュウ」(何とも文字にすると情けない鳴き声になってしまいます)
キコエマシタ
この天然記念物のエゾナキウサギがいるからこそ、然別湖に抜ける国道の計画が中止されました。
地元にとっては複雑な決定でしたが、自然を愛する人たちにとっての朗報だったことは間違いありません。
なんと、第1班は、山頂でこのエゾナキウサギを見たのです!!
貴重な体験です。
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