自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

大人のための児童文学セラピー講座 最終回

2010-12-13 07:32:05 | おとぎ話セラピー講座
6月から始まる生涯学習講座「大人のための児童文学講座」が、昨日ファイナルを迎えました。



もう何年やってきているんだろう。

でも毎回、ボク自身の心の領域が広がっていくような、豊かな気持ちを味わわせてもらえるクラスです。



グリム民話、アンデルセン、ギリシャ神話、エンデ、と読み継いでいくこのクラス。



それぞれの物語の中にある、「自立すること」のヒントを探していく講座です。



社会の中に生きていて、ボクたちはその社会の中に埋没してしまう事があります。


そしてそこから抜け出せないまま、心も奪われてしまう人もいるのです。



社会があっての自分ではなく、自分があっての社会であるという単純な構造を知ることで、人生は一変します。




ボク自身がそうでしたから。



運が悪くて、家庭環境が良くない、学校だってお金持ちばかりがいるのにボクんちは貧乏。


世の中で成功している人たちは、いいなぁ。うらやましいなぁ。


ボクの人生がうまくいかないのは、ぜーんぶ「あいつのせい!」


と、ボクは自分の人生を30歳を過ぎるころまで恨んでいたのですから。



スタンダードと呼ばれる、長く読み継がれてきた物語には、人間の心理構造が見事に布置されています。



それを心理学的に読み解く事は、人生のヒントになるはずです。



そしてそういったヒントの数々は、もうすでにボクたちが「知っている」ことなのです。



すっかり忘れてしまってはいるけれど。




5回までは、スタンダードを読み、昨日の最終回は、個人神話の創作でした。



小説家を目指す講座ではありませんが、参加者全員、見事な物語を創作します。



毎回、感心してしまうのですが、ボクたちの無意識にしかるべくアクセスしてさえ上げれば、誰もが見事なファンタジーを生み出していくようです。




きっかけは、ある一枚の絵を見るだけです。



ボクたちの創造性は、無意識に眠っていて、それを開花させてあげるきっかけさえ与えてあげれば、誰もが感動するものが現れます。



世の中の芸術家と呼ばれる人たちの作品も、「売るため」ではなく「心の叫び」としての作品なのです。


年1回しかスケジュールの都合上、この講座の開催は出来ないのですが、物語好きな方、来年の6月をお楽しみに!




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