夜半からの雨は上がったものの、予報は今日から週末にかけて・・・雨。
なんとか天気が持つといいけど、きょうは何といっても子どもたちがダイスキなマウンテンバイク。
雨の中のマウンテンバイクは、気持ちはいいけど、危険も倍増してしまいます。
士幌地方は、小麦の収穫が遅れているようで、巨大なトラックが少ないのが救いですが・・・。
リピーターの子どもたちは、「今日はマウンテンバイクでしょ?」
と聞いてきます。
初めての子どもは、「雨だったら中止だよね」と、勝手な理解をしています。
「ヤルカヤラナイカハ、オマエタチシダイナンダ!」
心の中で、そう言いながら、ボクはただ黙ってにっこりしているだけ。
6:30に起床して、7時にヌプカ前に集合。
5分間チャレンジをしてから、朝食です。
そして、小雨の降る中、マウンテンバイクに乗るのかどうかを子どもたちが決めていきます。
雨は、路面が滑ります。
ましてや、高原から町まで5㎞以上も続く下り坂は、かなりの傾斜です。
低学年の手はまだ小さくて、ブレーキを握り続けていることはできません。
今回は1年生が4人。
注意事項を伝え、やるなら全員でゴールを目指すこと!
各チームで話し合います。
盛り上がって、すぐに全員やるって決めるチームもあれば、なかなか決まらないチームもあります。
コウタロウのチームの1年生、コトハが泣いています。
「ヤリタクナイ・・・。こわいから・・・」
当然です。
最近は、1年生でもやり遂げる子どもは多いけれども、グロースの初めのころは1年生は絶対に無理!って決まってました。
ある年、ミカというスーパー1年生が、見事にすべての実習をやり遂げてから、グロースの歴史は一変しました。
それまでは、1年生はいつも応援に回っていたのです。
ミカは、その後、自分の夢を実現して、歌手としてCDデビューもしたんですよ。
そして、もう一人、今は素敵な大学生イントラとして参加してくれているナオ。
彼女は、1年生から9年間パーフェクトで参加し続けました。
でも、小学1年生のマウンテンバイクだけは、乗れなかったのです。
自転車には乗れたんです。
運動神経は抜群です。
でも、手が小さすぎて、ブレーキを握れなかったのです。
大きな瞳から、大粒のくやし涙が流れ落ちていたのを今でもはっきりと覚えています。
もちろん次の年、見事にリベンジしました。
やり遂げた時の笑顔は今でも忘れません。
ナオの夢はずっと言い続けてきた保育士さん。
今でも変わらずにその夢に向かっています。
もうすぐ手が届くところまできました。
夢を実現するには、その夢を言葉にして言うこと。
あきらめないこと。
協力すること。
努力すること。
ミカもナオも、彼女たちが過ごしたそれぞれのグロースで決めた「5つの効果性」を、きちんと行動していたんですね。
ボクたちが、子どもたちから学ぶことは、無限にあるようです。
さて、コトハ。
ボクと二人きりで話してみることにしました。
「どうしたの?」
「こわいから、応援する」
「自転車に乗れないの?」
「乗れるけど…」
コトハはずっと泣いています。
「ここで練習してみて、それから決めてもいいんじゃないの?」
「・・・・・・・・」
「じゃあコトハ。東京に帰って、ママやパパにあったときに、一度も乗らないうちにやめたって言いたい?それとも、乗ってみて、やっぱり駄目だってわかったから乗らなかったって言いたい?」
「・・・乗ってから・・・・決める・・・・」
「わかった。それじゃぁ、チームのみんなが心配しているから、自分でみんなに言いなさい」
「コワイケドォ・・・・ノッテミテ・・・ソレカラ・・・・ヤルカドウカ・・・・キメルコトニ・・・シマシタ・・・・」
チーム全員が大拍手です。
コトハにとって、それはとても大きな冒険です。
勇気を出して、選択した瞬間です。
結果として乗ることになろうがなるまいが、自分で行動して、それから決める。
当たり前のことなんだけど、大事なことですからね。
さて、全員で練習開始です。
コトハは、一生懸命マウンテンバイクの練習をして坂道にもトライしました。
そして、コトハは決めました。
「応援する」って。
グループはコトハを心から承認しました。
あきらめなかったことを。
チャレンジしたことを。
そして、自分で決めたことを。
コトハは泣いていました。
でもその涙は、決して悔し涙ではありません。
その後のコトハは、富さんとトラックに乗り、声を張り上げて応援してくれました。
さあ、グループごとに出発です!
なんとか天気が持つといいけど、きょうは何といっても子どもたちがダイスキなマウンテンバイク。
雨の中のマウンテンバイクは、気持ちはいいけど、危険も倍増してしまいます。
士幌地方は、小麦の収穫が遅れているようで、巨大なトラックが少ないのが救いですが・・・。
リピーターの子どもたちは、「今日はマウンテンバイクでしょ?」
と聞いてきます。
初めての子どもは、「雨だったら中止だよね」と、勝手な理解をしています。
「ヤルカヤラナイカハ、オマエタチシダイナンダ!」
心の中で、そう言いながら、ボクはただ黙ってにっこりしているだけ。
6:30に起床して、7時にヌプカ前に集合。
5分間チャレンジをしてから、朝食です。
そして、小雨の降る中、マウンテンバイクに乗るのかどうかを子どもたちが決めていきます。
雨は、路面が滑ります。
ましてや、高原から町まで5㎞以上も続く下り坂は、かなりの傾斜です。
低学年の手はまだ小さくて、ブレーキを握り続けていることはできません。
今回は1年生が4人。
注意事項を伝え、やるなら全員でゴールを目指すこと!
各チームで話し合います。
盛り上がって、すぐに全員やるって決めるチームもあれば、なかなか決まらないチームもあります。
コウタロウのチームの1年生、コトハが泣いています。
「ヤリタクナイ・・・。こわいから・・・」
当然です。
最近は、1年生でもやり遂げる子どもは多いけれども、グロースの初めのころは1年生は絶対に無理!って決まってました。
ある年、ミカというスーパー1年生が、見事にすべての実習をやり遂げてから、グロースの歴史は一変しました。
それまでは、1年生はいつも応援に回っていたのです。
ミカは、その後、自分の夢を実現して、歌手としてCDデビューもしたんですよ。
そして、もう一人、今は素敵な大学生イントラとして参加してくれているナオ。
彼女は、1年生から9年間パーフェクトで参加し続けました。
でも、小学1年生のマウンテンバイクだけは、乗れなかったのです。
自転車には乗れたんです。
運動神経は抜群です。
でも、手が小さすぎて、ブレーキを握れなかったのです。
大きな瞳から、大粒のくやし涙が流れ落ちていたのを今でもはっきりと覚えています。
もちろん次の年、見事にリベンジしました。
やり遂げた時の笑顔は今でも忘れません。
ナオの夢はずっと言い続けてきた保育士さん。
今でも変わらずにその夢に向かっています。
もうすぐ手が届くところまできました。
夢を実現するには、その夢を言葉にして言うこと。
あきらめないこと。
協力すること。
努力すること。
ミカもナオも、彼女たちが過ごしたそれぞれのグロースで決めた「5つの効果性」を、きちんと行動していたんですね。
ボクたちが、子どもたちから学ぶことは、無限にあるようです。
さて、コトハ。
ボクと二人きりで話してみることにしました。
「どうしたの?」
「こわいから、応援する」
「自転車に乗れないの?」
「乗れるけど…」
コトハはずっと泣いています。
「ここで練習してみて、それから決めてもいいんじゃないの?」
「・・・・・・・・」
「じゃあコトハ。東京に帰って、ママやパパにあったときに、一度も乗らないうちにやめたって言いたい?それとも、乗ってみて、やっぱり駄目だってわかったから乗らなかったって言いたい?」
「・・・乗ってから・・・・決める・・・・」
「わかった。それじゃぁ、チームのみんなが心配しているから、自分でみんなに言いなさい」
「コワイケドォ・・・・ノッテミテ・・・ソレカラ・・・・ヤルカドウカ・・・・キメルコトニ・・・シマシタ・・・・」
チーム全員が大拍手です。
コトハにとって、それはとても大きな冒険です。
勇気を出して、選択した瞬間です。
結果として乗ることになろうがなるまいが、自分で行動して、それから決める。
当たり前のことなんだけど、大事なことですからね。
さて、全員で練習開始です。
コトハは、一生懸命マウンテンバイクの練習をして坂道にもトライしました。
そして、コトハは決めました。
「応援する」って。
グループはコトハを心から承認しました。
あきらめなかったことを。
チャレンジしたことを。
そして、自分で決めたことを。
コトハは泣いていました。
でもその涙は、決して悔し涙ではありません。
その後のコトハは、富さんとトラックに乗り、声を張り上げて応援してくれました。
さあ、グループごとに出発です!
だから自転車には乗れるけどマウンテンバイクの実習は正直微妙だと思っていました。近所にあんな広くて長い坂道ないですからね。
あの下り坂を「やってみようかな」と思っただけでも彼女にとって大冒険かなと思ってます。
やってみようかな?と言う冒険。
そして、自分で決めると言う冒険。
そのことをみんなに自分の言葉で伝える冒険。
コトハは、一度に沢山の冒険をしました。
大承認ですね。