昨日は、ボクの講座二本立て。
午前午後の、メンタルケアの通学講座を終えて、夜からは、先週の3日間集中セッションのフォローアップミーティング。
アクティブな勢いと、キラキラと、満面の笑顔。
受講生全員のエネルギーが輝いていました。
ビジョンを語る機会は、日常にはそんなに訪れてはくれない。
そもそも、自分の話を口も挟まずにじっくりと耳を傾けてくれることすらそんなにはありません。
でも、このクラスの仲間たちは、聴くスペシャリストと言ってもいいほどにじっくりと目を見つめながら耳を傾ける。
昨晩は、聞こえてくるその話の内容がビジョン。
ありえないし、無理に決まっているしい、できっこない・・・
と言った、あらゆる自分の可能性を留めてしまう「内なる会話」を退けるように、その話を聴く仲間たちが支えている。
そして、伝わってくるそのビジョンに、心の輝きが増していく。
素敵な空間でした。
『ゆめをにるなべ』 茂市久美子作 槌田義晴絵
スタジオにある本棚に見慣れない絵本の背表紙。
かめをたべる・・・・に見えてしまって、その本を引っ張り出してみると『ゆめをにるなべ』・・・。
いかけやさん、って知っていますか?
ボクが小さいころには、近所にいかけやさんが来て、穴の開いたお鍋の修理や包丁を研いでくれたりしていたのを覚えています。
いまどき、穴のあいたお鍋を修理する人は、ほとんどいないでしょうが、そんないかけやさんに訪れた素敵な夢のお話。
だいぶ前から、なべの修理をしてもらおうとする人もいなくなってしまったある春の夜。
真夜中に外で物音がして目覚めた、いかけやのおじさん。
この人の名前は、三日月さん。
カーテンの隙間からのぞいてみると、こだぬきが月の光を受けながら宙返りをしている真っ最中。
すると、そのこだぬきは、一瞬でおかっぱの女の子に変身!
自分の名前を、こだま、と紹介したそのこだぬきの手には穴の開いたおなべが一つ。
「あなのあいたおなべをなおしてください」
甘くいい匂いのするそのおなべに、鑢をかけようと顔を近づけると、
「風の 音と、木の はが サラサラ こすれあう 音が きこえたのです」
穴の開いたところにはんだを充てると、
「なまりいろの はんだが、うすみどり色から、こい みどりい色、きみどり色、き色、そして、ふたたび
うすみどり色と、あっというまに かわったでは ありませんか・・・」
こだまがうたいます。
お山の おなべは ゆめの なべ
森の におい
花の におい
とろおり とろとろ
あつめて にるよ
おやまの おなべは 森の 色
光の おとした 木の はの 色を
風が くるっと まわって ぬるよ
春には 春の 色を
秋には 秋の 色を
風が くるっと まわって ぬるよ
三日月さんが、「これはなんの なべ なんだい?」とたずねると、
「ゆめを にる おなべです」
「春と 夏と 秋の 森の色を、いくつも ぬりかさねてつくったの」
ボクは、これだけでこの絵本が大好きになってしまった。
このあとも、いろいろとお話は続くのだけれども、三日月さんは、満月のようなほほえみでものがたりが終わります。
きっと、昨晩のあの会場には、こだまちゃんがいたに違いない。
ひとりひとりのビジョンが大きなお鍋でおいしく煮られていた。
午前午後の、メンタルケアの通学講座を終えて、夜からは、先週の3日間集中セッションのフォローアップミーティング。
アクティブな勢いと、キラキラと、満面の笑顔。
受講生全員のエネルギーが輝いていました。
ビジョンを語る機会は、日常にはそんなに訪れてはくれない。
そもそも、自分の話を口も挟まずにじっくりと耳を傾けてくれることすらそんなにはありません。
でも、このクラスの仲間たちは、聴くスペシャリストと言ってもいいほどにじっくりと目を見つめながら耳を傾ける。
昨晩は、聞こえてくるその話の内容がビジョン。
ありえないし、無理に決まっているしい、できっこない・・・
と言った、あらゆる自分の可能性を留めてしまう「内なる会話」を退けるように、その話を聴く仲間たちが支えている。
そして、伝わってくるそのビジョンに、心の輝きが増していく。
素敵な空間でした。
『ゆめをにるなべ』 茂市久美子作 槌田義晴絵
スタジオにある本棚に見慣れない絵本の背表紙。
かめをたべる・・・・に見えてしまって、その本を引っ張り出してみると『ゆめをにるなべ』・・・。
いかけやさん、って知っていますか?
ボクが小さいころには、近所にいかけやさんが来て、穴の開いたお鍋の修理や包丁を研いでくれたりしていたのを覚えています。
いまどき、穴のあいたお鍋を修理する人は、ほとんどいないでしょうが、そんないかけやさんに訪れた素敵な夢のお話。
だいぶ前から、なべの修理をしてもらおうとする人もいなくなってしまったある春の夜。
真夜中に外で物音がして目覚めた、いかけやのおじさん。
この人の名前は、三日月さん。
カーテンの隙間からのぞいてみると、こだぬきが月の光を受けながら宙返りをしている真っ最中。
すると、そのこだぬきは、一瞬でおかっぱの女の子に変身!
自分の名前を、こだま、と紹介したそのこだぬきの手には穴の開いたおなべが一つ。
「あなのあいたおなべをなおしてください」
甘くいい匂いのするそのおなべに、鑢をかけようと顔を近づけると、
「風の 音と、木の はが サラサラ こすれあう 音が きこえたのです」
穴の開いたところにはんだを充てると、
「なまりいろの はんだが、うすみどり色から、こい みどりい色、きみどり色、き色、そして、ふたたび
うすみどり色と、あっというまに かわったでは ありませんか・・・」
こだまがうたいます。
お山の おなべは ゆめの なべ
森の におい
花の におい
とろおり とろとろ
あつめて にるよ
おやまの おなべは 森の 色
光の おとした 木の はの 色を
風が くるっと まわって ぬるよ
春には 春の 色を
秋には 秋の 色を
風が くるっと まわって ぬるよ
三日月さんが、「これはなんの なべ なんだい?」とたずねると、
「ゆめを にる おなべです」
「春と 夏と 秋の 森の色を、いくつも ぬりかさねてつくったの」
ボクは、これだけでこの絵本が大好きになってしまった。
このあとも、いろいろとお話は続くのだけれども、三日月さんは、満月のようなほほえみでものがたりが終わります。
きっと、昨晩のあの会場には、こだまちゃんがいたに違いない。
ひとりひとりのビジョンが大きなお鍋でおいしく煮られていた。
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