地元のテレビ局で、たぶん、年末に放映されたんだと思いますが、
今日録画を観ました。
映画「八甲田山」 高倉健さんの追悼番組ですね。
ひと言で言えば、なんともやりきれない気持ちになりました。
映画では、主役級の昭和の大スター達がキャストに名を連ねているし、
ロケもすごかったのではないかな・・・と思いながら観ましたが。。。
新田次郎さん原作の「八甲田山 死の彷徨」がもとになっている作品だそうですが、
「八甲田山雪中行事遭難事件」というのが実際にあった話しだと知り、実際はどうだったのかな~と、
ネットでいろいろ調べてみました。
1902年、日露戦争の2年前に起きた事件で、
当時の日本は、ロシアからの進出を防がなければならない・・・なんとしてもロシアに勝たなくてはならない・・・・
と、陸軍は寒さの中の戦いに耐えられるように、冬の八甲田山で「耐寒訓練」をしたわけです。
その結果が、青森第5連隊の210名のうち199名が雪の八甲田山で遭難死、ほぼ全滅
弘前31連隊は、37名の少人数編成で、全員無事帰還
しかし、雪の八甲田山に登って生きて帰って来たものはいない・・・という地元案内人が言っているのに、
210名の人のうち、誰も行くのをやめようと言う人もいないのだな~~と、
当時の陸軍の在り方や、(他の作品を観てもそうですが)旧日本軍の考え方の甘さを感じてしまいます。
確かに今の我々の平和は先人達のお働きを礎に成り立っているとは思うのですが、
そうは言っても、軍の幹部は態度が横柄なばかりで、何も考えちゃいないし、
「気力」とかだけで打破できると思っているような・・・・
いつも最前線で戦い命を落とすのは弱い立場の人達だな~と。。。
八甲田山雪中遭難事件は、陸軍の訓練だったのですもの。
なんともやりきれない悲しい気持ちになってしまいました。
それにしても、高倉健さん(映画では、弘前連隊の指揮官)すごい俳優さんだったな~と、改めて思います。
ご冥福をお祈り致します。
アクセスありがとうございました。
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