21日は、午後から市役所14階の大会議室で行われた「引きこもりの講演会」に行きました。
広い会議室でしたが、満杯・・・
引きこもりの家族の方や、関係者、支援者などが集まっているのかな~~と思いました。
目立つのは、結構お年を召した方々・・・
講演の内容は、「家族ができること~家族が一番の支援者です~」というテーマ。
対象は、取りあえず青少年(20代~40代位)かな、という感じでした。
大した期待はしてなくて、行ってみようか、位の気持ちでしたが、でも、得る所もありました。
要は、社会人になるような年齢になると、引きこもっている人の家族は
「なんで働かないの?」とか、「数時間でもアルバイトに行ったら?」とかつい言ってしまいますが、
批判するのではなく、ありのままの姿を認める、というか受け入れる事が大切なんだ、と言われていました。
最近、引きこもりに関しての事件が多いですね。
元農林水産事務次官の父親(76歳)が、息子(44歳)を殺害した事件についても触れて、
40代の男(息子)が、一人暮らしから実家(親元)に帰って来た時に号泣したのだそうです。
『40代の男が号泣するって、どういう事か考えてみて下さい・・・』と。
(私は、ニュースで、母親はこの息子のためにウツ病になり、娘さんは、結婚破棄されて自殺したとか、
悲しい事件だな~~と思って見ていたのですが)
講師の先生は、息子が家に帰って来て号泣した時、父親は
「ごみを片付けなくちゃ~~」と言ったそうです。
その時に、「辛かったんだね~~」と、息子の気持ちをわかってあげてたら、
もっと違う展開になっていたかもしれない・・・と言われていました。
青少年の引きこもりの支援センターなども紹介されていましたが、各地域に何か所かあるようです。
でも、中高年の引きこもりの支援をしてくれるところは少ないのかな~と思いました。
中高年の引きこもりは、全国で61万人以上いるそうです。
いわゆる8050問題。
80代の親が、50代の子供の生活の面倒を見ている・・・
長期に渡って引きこもっているのは、なかなか難しいのかな~というのが正直な感想です。
だから、長期にならないように、30代ぐらいのうちに、なんとか社会に適応できるように支援していきたい・・・という主旨なのでしょうね。
早目に相談して、早目に対応した方がいいと思います。