金子みすずさんの「夢と現(うつつ)」という詩です。
夢がほんとでほんとが夢なら、
よかろうな。
夢ぢゃ なんにも決まってないから
よかろうな。
ひるまの次は、夜だってことも。
私が王女ではないってことも。
お月さんは 手では採れないってことも。
百合のなかには はいれないってことも。
時計の針は右へゆくってことも。
死んだ人たちは いないってことも。
ほんとになんにも決まってないから、
よかろうな。
ときどき ほんとを夢にみたなら、
よかろうな。
詩・ 金子みすず
このような詩を書くときのみすずさんは、
きっと現実に何か問題を抱えていたのかもしれない・・・と思う。
だれにでもありますよね。
もしこれが夢であったら・・・・って思う事が。。。
夢の中では、お金持にもなれますし、王女にだってなれますから。。。
ほんとに、みんな夢なら、自分の思うように生きられていいね。
でも、現(うつつ)があるから、せつないね。
みすずさんも、辛かったのかなぁ~~?
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