最近といってもここ1ヶ月くらいですが映画やDVDなど、
秋だしいつもの季節以上に楽しみました。
せっかく観たのに歳と共に忘れやすさも加速してます。
感覚の老化現象・・・それとも印象に残る作品がないってこと?
メモ程度に感想を残しておきたいのですが、それもなんとなく次の行事に流されてます。
もちろん観ても、わたしなりの「ボツ」はあります。
基準はなんなのかっていうと、なんの根拠もなく「ツボ」の反対だからってことで。
あ、でもツボにぴったりはまらなくても、ちょっとでも引っかかったら観た甲斐があるというものです。
「ボツ」と思ったものは、あえて観た事を書かないスタンスです。^^;
映画とDVD、最近のものと古いものが順不同です。
『ダークナイト』
ストーリー展開の速さと、映画ならではの迫力で最後まで飽きることなく楽しめます。
でも前作の『バットマン ビギンズ』ほうが共感度は高いかも。
(デント)という善人の代表みたいな人物の顔半分で表現される「悪」や、
人々が究極で選ばなくてはいけない、他者犠牲か自己犠牲かで息詰まる展開は目が離せません。
でも、同じ人間の中に潜む善と悪でなら、スティーブン・キング の『悪魔の嵐』のほうが
より説得力と怖さがありました。3作品ともお勧めですよ。
『恋人までの距離』
もしも、あの時に今くらいの勇気があったら・・・。
ってそんなに今もないけど、歳をとると多少は図太くなります。
ってそんなことを思い出させる、胸キュン映画です。
「神様がいるとしたら人と人の間に存在すると思う、
奇跡って分かり合おうと努力したところに生まれる」っていう台詞が良かった。
『ビフォア・サンセット』
上の映画の続編で9年後の二人の設定です。たしかに二人のその後は気になりました。
わかって良かったと思う反面、でも知らないほうが前作がより上質になったかも。
ともあれ、ほぼ二人の会話で終始するのは前作と同じでその膨大な会話の中に
誰もが、お気に入りの台詞を見つけることが出来るでしょう。
前回は上記ですが、今回一番気に入ったのは飼ってるネコちゃんについての台詞。
「この子、ほんとにかわいいの!朝お庭に出してあげると、毎回<はじめて見た!>
って感じでお庭の匂いをかいでまわるのよ、ほんとにかわいいんだから!」
なぜか、この台詞が最高!
この二人の60代まで映画を作る予定だそうですが、実年に合わせてやるので、
「うーん。実に面白い」というより見ないほうが。。。とも思えるし、
っていうか、今30才前半の人の60代って、もしかして私は居ないかも!って
「どうでもいいですよ~」の世界にいっちゃってる可能性が大なのでした。
『プラダを着た悪魔』
厳しいファッションビジネスの世界を生き抜く女性達。
でも華やかさの裏には、人には見せられない醜い一面も。
『恋に落ちて』が印象的だったメリル・ストリープがかっこいいです。
主役の女の子が<最高の褒め言葉>をもらうまでの過程が良かった。
人に話す時、ずっと「悪魔を着たプラダ観た?」って言ってました(汗;)
『ペネロビ』
かなり深刻な運命だけど、随所に救いのある笑いを散りばめてあるから、
クスクス笑ってしまう、醜いブタの鼻を持った女の子のお話。
さて、この呪われたお鼻を持った女の子の結末は?
素敵で、面白いです。
『宮廷画家ゴヤは見た』
今上映中です。
最初に出てくる版画絵からして滅入るほど暗いです。
異端者に対する教会のすざましい仕打ちは正視に堪えません。
しかも異端者の疑いがあるっていう、とんでもない言いがかりによって。
いつの間にかゴヤと同じ視線で過酷な運命の主役?(ロレンゾとイネス)を観てる自分が居ました。
最後まで救いを期待して観てしまう映画です。
一口にイネスをかわいそうといってしまうとよけいにかわいそうで身につまされますが、
イネスこそ真の信仰をもっていたのでは?演じたナタリー・ポートマンが圧巻!!
そしてかすかに救いがあるとすればロレンゾの最後の選択です。
ズシッと来る見応えある、映画の醍醐味満載の作品です。
『魔法にかけられて』
いろんな御伽噺のエピソードが随所にちりばめられて、
ディズニー好きにはたまらない、楽しい~作品です。
『その土曜日、7時58分』
昨日観た映画
兄弟が気の毒なくらいの泥沼に入っていく人間のドラマ。
CGじゃない映画は見やすいし、心情的に入り込みやすいので、
やはりこれからも映画の王道で居てほしいですね。
らずむっちさんと観たので、よけいに楽しめました。
その話はこちら(2008・10・22)です。
※この記事のコメント欄はCLOSEさせていただいてます☆読んでくださってありがとう。