ある時期共有するものを持ってる人は、共感する事も多いだろう。
「子供の頃、逃亡者や名犬ラッシーやポパイを毎週見てた」とは言えるが、「時々、紙芝居を見てて“わんぱく出目ちゃん”とかあったよね~」などとは、隔世の感があるので、同窓会くらいでしか言えない事だが、一世代として共有できるものだろう。
NHKのプロジェクトXを見てミスターVHSに感動した。一時代君臨してたのに、今そのビデオを見れる機器がある家も少なくなった。
ところが最近は進歩が早すぎて自分の年齢の前後位しか共有出来ない事が多くなって来てる。
ポケベル、フロッピー、MDなどは、どれ位の人が共有してるのだろうか?ポケベルは上の子は使ってたが親は使ってないし、下の子の時はポケベルは消え携帯だ。
あの頃うちの電話はレトロな感じが好きで、まだダイヤル式を使っていたが、子供にポケベルの通信が出来ないと抗議を受けプッシュ式に変えた記憶がある。
今では固定電話の存在意味さえ消えかけている。
私はDVDの録画用と写真用の的確な選び方が分からず・・録画用でも写真用に使える?
分からないから素直にお店の人に尋ねたのだが、おばさんも「今、担当の者が居ないので分からない」との事。
内心“やっぱりDVDってよく分からないでしょう・・?”と安心した。家でこの件を話すと「どっちも使えるんじゃないの?」と誰も明確な答えは出せなかった。
徒然草の兼好さんは良き友として、「物をくれる人」「お医者さん」「丈夫な人」を挙げていて、随分ちゃっかりしてると面白かったが、真似して挙げるとすれば、今現在は、「パソコン、デジタル機器に強い友」が欲しいものだ。
一家に1人と言いたいが、子供は代わりにやってはくれるが教えてはくれない。何度も聞くと迷惑そうだし。
進化した物をドンドン創りだす人。一方で仕組みはおろか、使い方さえ分からない機器難民?
この格差は甚だしいのではないのだろか?身近にも録画が出来ない人、メールが出来ない人もいる。
作り出した人と使い方が分からない人が同じ時代を生きている・・・ラジオの仕組みが分かるか分からない位の差ならともかく、たとえば光ファイバーの仕組みを考えた人と使うだけの人が同時代に生きてる・・・。
「光ファイバーの処理能力オーバーで一時ストップ」などというニュースを聞くと、ほらほら・・と少し安堵してしまう。
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