日本人の平均年齢は2011年の調査では、44.9歳だったのが、2024年では47.7歳で、県別での平均年齢では、東京都が45.2歳(人口約1400万人)、愛知県は45.8歳(人口約750万人)、秋田県は53.1歳(人口約90万人)でした。
昨年2024年の日本人平均寿命は、男性81,09歳、女性87.14歳でした。90歳で生存する人の率は男性26.0%、女性50.1%で、1980年は、男性9.4%、女性21.2歳だったそうです。また、75歳の平均余命は男性12年、女性16年だとか・・・・。
寿命や年齢を語るとき、平均値が用いられますが、明治20年頃は人生40年、昭和20年代では人生50年と言われ、現在では人生80年時代と言われるようになりました。
当然のごとく、昔は乳幼児の死亡率が高く、現代では結婚しない人や出産しない人が増えて、平均では人生を語れません。例えば、人口が30万人の市があったとします。そこで20万人が80歳で死に、10万人のゼロ歳児が死んだとします、この市の平均寿命は53、6歳と表現しても何の意味もないのでは・・・。
私が住む町内の墓場に行けば、明治や大正時代に享年70歳代、80歳代の墓は幾つもあります。昔の人は短命な人生を送っていたとは思われず、平均値で考えるべきではないでしょう。