Populism(ポピュリズム)は、「大衆」の権利こそ尊重されるべきだと主張する政治思想をいいますが、報道の仕方によっては、2つの対立する軸、「エリート」と「大衆」が逆転する場合があります。
先日も岸田首相は、息子の翔太郎氏が昨年末に公邸内で不適切な写真撮影などを行ったとして、政務担当秘書官を更迭しました。首相の「公邸」は自宅の代りで「官邸」ではないはず、危機管理上は総理大臣が公邸に住んだ方が良いに決まっています。
自宅で何をしようが勝手だと言いたいのですが、あの報道では政務担当秘書官を更迭させようと仕組まれたようなもの、あれでは 「公邸にオバケも出るし、住みにくいから嫌だ」といって自宅(私邸)から通っていた過去の総理だった人の気持ちが理解できます。
報道によれば、辛坊治郎氏は「自分の保身のために長男の将来も犠牲にするような、典型的なポピュリズム政権で最悪だと思う」とし、「大きなお世話だ バカ野郎と私なら言う」とか・・・・・・。
報道の仕方によって、こうも影響があるという典型的な更迭ニュースでした。